HigterFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

international news _ 2007.06.21

DJ Edjotronic - フランス人はユーモラスな皮肉屋

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

パリ出身のエレクトロ・テックの新星 DJ Edjotronic aka Jeremy は Skrufff とのインタビューで、最新シングル‘Turn Off’について語るとともに、悪名高いフランス人の態度について笑いながら話した。

フランス人特有の皮肉っぽいユーモアや言動が、フランス人=失礼という評判に繋がってるんだろうね。ただ自分のことを笑いのネタに出来るウィットも必要さ。君達イギリス人はそうゆうこと得意だろ?

昨年フランスの Level 75 レーベルから、Popof とのユニット Wee-Kids 名義で2枚の EP‘Apoplexy’と‘Flavor Freaks’をリリースした Jeremy だが、かつてパリのクラブ Nouveau Casino でサウンドエンジニアとして働いていた時に、右耳の聴覚を失ったという。

「ある日突然右耳が聞こえなくなったんだ。大音量の中で仕事をしてたからじゃなく、ハードに遊びすぎたのが原因みたいだけどね」と彼は告白する。

「耳が聴こえなくなった後、仕事に復帰するのは正直難しかったね。医者には音楽活動を止めたほうがいいと言われたけど、音楽は僕の生き甲斐だし無理な注文だったよ。聴こえる音に全神経を集中させること、そしていつまでもくよくよしないことが大切だって分かったよ」

「それに聴覚を失ったお陰で、今までとはまた違った感覚で音楽と触れ合うことが出来るようになったんだ。新曲‘Turn Off (音を消す)’は耳が聴こえなくなったからこそ出来上がった曲さ。既成概念にとらわれず、新しいアイディアで作ったんだ。両耳が聴こえても、人生辛い時はあるものさ。今は『何故こんなことになったんだろう』と後ろ向きになるのではなく、前向きにならなくちゃね。人生は何が起こるかわからないし、死ぬまで過去を振り返らず頑張っていくつもりだよ。今は全てがいい感じだし、このまま波にのって前進あるのみさ」


DJ Edjotronicの新曲‘Turn Off’はLevel75レーベルより近日リリース。


関連リンク