international news _ 2007.06.18
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
毎年恒例のゲイ・パレードが先週ブラジル・サンパウロのパウリスタ大通りで開催され、350万以上の同性愛者及び市民がパレードに参加した。サンパウロ出身のエレクトロ・ディーヴァこと
DJ Alisson Gothz は、パレードについて笑ながらこう語る。
「当日はお天気にも恵まれたし、ホント最高のパレードだったわ!『神はゲイが嫌い』だなんて誰が言ったのかしら?街中がゲイ一色に染まったわ」
「派手な衣装に身をまとったドラック・クイーンから、裸の異性装者、マリーンや軍隊のユニフォームを着たマッチョなゲイ、家族連れ、ゴスファッション、エモ&パンク・キッズ、レイバー、それに日傘を差したお婆さんまで、ありとあらゆる人たちが集まってたわ。サンパウロの
Gay Pride は、多種多様なバックグラウンドやカルチャーの詰まった素晴らしいパレードよ」
また地元ツーリスト・センターのチーフ Marta Suplicy は、Associated Press に次のように語る。
「サンパウロのゲイ・パレードは世界最大級なんだ。あのパレードは、サンパウロが様々な人種や文化を尊重しているという象徴さ」
Skrufff のライターの DJ Camilo Rocha は、ギグのためにパレードには参加することが出来なかったが、今回のパレードについてこうコメントする。
「今年のパレードはストレートの人も沢山参加していたし、『前に比べてゲイ色が薄まって来ている。昔は良かったのに…』と嘆く人も少なくないよ」
「今年ほど世間から注目されたことは一度もなかったと思うよ。政治家や、政府関係者、それに宗教グループの代表までが、パレードをサポートしてたくらいさ」
なお、ブラジルでは政府公認とも言えるゲイ・パレードだが、イスラエルでは宗教グループからの厳しい糾弾を受けているようだ。敬虔なカトリック宗派で知られる Eda
Haredit は、今週 Israel Today 紙で次のように宣言する。
「6月21日にエルサレムで開催されるゲイ・パレードに参加する人は、天からの裁きを受けるでしょう。パレードの参加者や、彼らをサポートし守ろうとする全ての人々は罪人です。彼らは心の悪に悩み、犯した罪に対しては、天罰が下ることでしょう」
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