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international news _ 2007.06.04

Glade Festival に Burning Man が参加

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

Glade Festival への参加が決まった Burning Man のアート・グループ Nectar Temple のチーフ Ben Jahman は、今週 Skrufff とのインタビューで 「Glade Festival では (Burning Manの象徴とも言える) ファイヤー・パフォーマンスよりも、アートと音楽を中心にしたステージ作りを考えている」と語った。

「Robert Venosa、Luke Brown そして Spectral Eyesccom といったアーティストと一緒にステージを作り上げて行くんだ。現在はバリで現地の優秀なスタッフと一緒に Glade 用の木製オブジェクトを制作してるところだよ。Luke は寺院をモチーフにしたインスタレーションを作っているんだけど、イギリスの人たちが今まで目にしたことの無いような、アッと驚くような作品になるはずさ。ただGladeではアメリカのようにオブジェクトを燃やすことはしないよ」

また Nectar Temple ステージでは、エッジーかつ斬新なスピーチや司会者、参加型のワークショップ、映画上映、‘祈祷パフォーマンス’などが企画されており、また音楽はミドルテンポのエクスペリメンタル・エレクトロニック・ミュージックが中心になるようだ。

「フェスティバルは、現代における部族集会の役割を果たしてるんじゃないかな。商業的な部分を最小限に抑えて、新たなカルチャーを育んでいける場所だと思うんだ。フェスは人々に夢や希望、そしてインスピレーションを与えてくれるのさ」

アメリカ最大の快楽主義カルチャー・フェスティバルとして知られる Burning Man は、通常のフェスティバルとは違った独自のルールを掲げており、Glade Festival と異なる部分もあるという。なお、その点について Ben は次のように話している。

「Burning Man はアートを中心としたフェスティバルなんだ。ギャラを払って雇う DJ もいなければ、オフィシャルショップ以外での物の売買も存在しないのさ。Glade と Burning Man が手を組んで Nectar Temple のようなアート・ステージを提供することで、Glade もスピーカーを並べてお客さんが来るのを待っているだけのフェスとは一線を画したものになると思うよ」

また Burning Man では、その実験的なコンセプトから、警察の監視が年々厳しくなって来ているという。

「Burning Man には、私服警官も含め警察官がウロウロしてるけど、フェスには殆ど影響はないよ。Burning Man に遊びにくる人たちは、とてもリラックスした人ばっかりだし、それに自分自身を表現する方法に制限なんてものはないからね」

Nectar Temple も参加する Glade Festival は7月20日〜22日まで開催される。

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