international news _ 2006.06.30
Text by Kei Tajima (HigherFrequency)
地元デトロイトのプロモーター Paxahau Promotions Group のオーガナイズの下、気持ちも新たに行われた
Movement Detroit's Electronic Music Festival が、’00年にフェスティヴァルが開催されて以来、初となる黒字を出していたことが明らかになった。
5月27日〜29日の3日間にわたって行われたフェスティヴァルに参加した人数は総勢4万5千人。Kevin Saunderson のオーガナイズにより行われた昨年のイベントより4千枚以上多くのチケットを販売する結果となった。オーガナイザーの
Paxahau は開催後のインタビューで、今年のフェスティヴァルの結果に大変満足していると発表しており、来年も Paxahau 指揮下の開催はほぼ決定していると言えそうだ。
デトロイト・テクノのオリジネーターである Derrick May の指揮の下、フリーのフェスティヴァルとしてスタートした Detroit's
Electronic Music Festival(DEMF) は、開催を重ねるごとに、全米最大規模を誇るテクノ・ミュージックの祭典として世界中の注目を集めてきたものの、その舞台裏ではオーガナイザーの変更や財政難、数回にわたる名前の変更など、何かと試練の多いフェスティヴァルでもあった。
度重なる試練を乗り越えて、やっと安定した将来が見えてきた DEMF。その存在だけでも意義のあるフェスティヴァルだけに、今後も大きく成長し続けて欲しいものである。
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