international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.06.15
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
イギリスで初めて虹彩スキャン・マシーンを導入することを決定したマンチェスターのデザイナー・バー Panaceaが、地元のクリエイティヴな人々から冷たくあしらわれているなどして、英Guardianなどから予想外の批判を受けていることが明らかになった。
一台7,500ポンド(日本円で約150万)するこの未来的なマシーンは、会員登録して特典サービスなどを受けたい顧客に対してオファーされるというものだが、Guardianによると、バーがマシーンを導入したことによって、個人情報の管理問題などを懸念するマンチェスターの人々を遠ざけてしまったようだ。
「虹彩スキャニングのサービスは、一部のサッカー選手やタレントのために設置されたものだと考える人が圧倒的に多い」Guardianはこう断言した。
「マンチェスターのトレンディーな人々(ロンドン・スタイルの都会的で冷たいトレンディーな人々を嫌う人が多い)は、このデザイナー・バーを好んではいるものの、マシーンが設置されてからというもの、バーの中はまるでダイキリの様に冷たく冷えきっている」
しかしながら、マンチェスターで長年暮らしながら、最近、17年ぶりにロンドンへ帰ってきた クリエイティヴな人間:DJ Justin Robertson は "ロンドンだって同じさ" と発言した。
「マンチェスターは規模的にも小さい町だし、ある意味、町に住んでるみんながみんなのプライベートを知ってるってとこなんて、まるで村みたいさ。だから以前まで、ロンドンみたいな都会に引っ越したらそんなことは起こらないって思っていたけど、実際はそうじゃなかったよ。イースト・ロンドンだのウエスト・ロンドンだの、そこに住んでる人々は、いつもみんな同じ場所に集まるんだ。マンチェスターもロンドンも、似たようなものだよ。そもそも、イギリスは小さい国なのさ」(Jonty Skrufff/Skrufff.com)
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