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international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.06.10

ベトナム当局がクラブとの戦いを宣言

Text by Jonty Skrufff & H.Nakamura (HigherFrequency)

ベトナム当局が先週、クラブやバーの新たな設立を完全に禁止し、最近ますます加速化している「社会的害悪への取締り」の一環として、ハノイのとあるクラブで数百人にも及びクラバーたちを逮捕したことが明らかになった。

ロイターが伝えたところによると、ハノイの中心街にある無名のクラブに警察が突如踏み込み、200人に及ぶクラバーと26人の従業員を、麻薬使用の現行犯で逮捕。それと前後してクラブやバーに関しての厳しい規制が敷かれることになったようだ。東南アジアの諸国における麻薬使用に対しての罪は重く、万一その罪に問われた場合は、過酷な刑務所生活が課せられることで知られており、3年前にはイギリス外務省も東南アジアを訪れる旅行者に対して「ドラッグを絶対に使わないように」と異例の警告を発している。

市民団体である「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」によると、ベトナムの刑務所の状況は、拘束具の使用、狭くて暗い独房での監禁、殴打、電気ショックなどといった行為がいまだに横行する「非常に過酷」な状況にあるとのこと。外国人だからと言って特に優遇されることなどなく、「軽い気持ちで…」とか「人から勧められて…」では通用しない恐ろしい結末が待っている。(Jonty Skrufff/Skrufff.com)