international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.06.03
Pete Tong の無秩序戦略
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
BBC Radio1の人気DJ Pete Tongが、DJを始める前は、わざとセット構成を考えないようにしている。セットを始めるその瞬間まで、一番初めのトラックさえもセレクトしないようにしていると語った。 「今までにセット構成を考えてDJしたことは2回ほどしかないよ。その時のセットは両方ともヒドいものだったんだ」と彼はObserver誌に語る。「それに、セットを初めから計画してしまうなんて面白くないだろう？いいトラックをベストなタイミングでピックして、プレイしていくのがDJの醍醐味なんじゃないか」 彼のDJアプローチの仕方は、最近Skrufffとのインタビューで " 毎回どのトラックでセットをスタートさせるか決めている" テクノ界のレジェンド Jeff Mills とは少々違ってくるようだ。 「毎回少しは準備しているよ。だいたい初めの10分間でプレイするトラックは準備しているかな。その後は、クラウドの空気を読みながら、その瞬間にベストなトラックとか、映像をプレイしていくんだ」 また、先月Skrufffとのインタビューにおいて「突然ブースに現れてトラックをプレイすれば、フロアが盛り上がるなんて考えは甘い」と語った、ブレイクス界のスター、FabricのレジデントDJ であるMeat Katieは、彼らとは全くアプローチをとっているようだ。 「絶対に準備はしていくべきだよ。もし準備をしなくていいんだったら、誰だってDJ出来てしまうはずだろう？僕はDJの前にたくさんトラックのリエディットをするし、自分のトラックにもアレンジを加える。僕はかなりの量のトラックを持っているから、それらをチョップしてセットでプレイしたいようにアレンジするんだ。前もって計画をして、ショーのために意識的な努力をしているのさ」 (Jonty Skrufff) Jonty Skrufff バイオグラフィー
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