international news_2009.07.21
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen
The Sunday Times' Style Magazine はロンドンで 「次に流行する物」 として、ポエム、クラシックミュージック、そして、「知的な快楽主義」 であるという内容を 'Meet The Brain Ravers' と題された記事に掲載した。
持ち上げるだけ持ち上げて貶すことで有名なこの流行雑誌は 「パーティーアニマルの新種たちは心ない快楽主義から離れ、もっと知的な楽しみ方を求めている。」 と掲載し、Gabriel Prokofiev により運営されている、Nonclassical というクラブが新たなシーンの中心となると伝えた。
ロシアの名作曲家 Sergei Prokofiev の孫でもある Prokofiev 氏はこのように語る。
「 『コンテンポラリークラシック』 という言葉を耳にすると、きっとつまらない、耳の痛い音楽を想像するでしょう。
けど、我々のクラブに一度訪れた人は、離れることなく魅了されるのです。」
この新たなクラシックミュージックを基盤とするシーンはロンドンの予見者とも言える、Matthew Glamorre の意見とも完全に一致している。彼の運営する Kashpoint Club は、ロンドンのニューレイヴ・クラブシーンの特徴の全てを生み出してきた。2004年には Turnmills にてネオ・クラシックのイベント Sirens を開始するが、時代を先行しすぎたあまりにその直後に彼のクラブは跡形も無く閉鎖することとなる。
「 『クラシック(古典的)』 なクラバーなんていうのは存在しないんだ。だけど、洞察力の鋭いオーディエンス達は現状のエンターテイメントの嘘に気づき始めた。だから、年齢を重ねていて、知的な人間は今新たな楽しみ方を探しているんだよ。」 と Glamorre は語る。
「そして、みんなもちろん踊る。Borodin を聴いて、ただ座っているなんて不可能だよ。」
Gabriel Prokofiev のパーティー "Nonclassical" は Macbeth の Hoxton pub にて毎月第一水曜日に開催中。
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