international news_2009.07.21
C/O POP ケルンにて開催
Text by Yuki Murai (HigherFrequency)
毎年ケルンにて行われ、好評を得ているメディア・コンベンション＆フェスティバル C/O POP が、今年も8月12日〜16日の4日間にわたり開催される。
多くのコンベンションに伴う音楽イベントがどうしても 「ショーケース 」的なものになりがちなのとは違い、C/O POP は期間中市内各地で開かれるクラブでの音楽イベントをメインとする、都市型フェスティバルに近いスタイルをとっており、世界のクラブファンからの評価も高いイベントだ。もちろん音楽だけということではなく、例えば14日にはコミュニケーションビジネス、映像やゲーム、テレビや書籍についての各種コンベンションや、それらに関する様々なワークショップも行われる模様。
本年度の目玉となるイベントとしては、これまでベルリン、ライプツィヒ、ニューヨーク、モントリオールの Mutek Festival でも絶賛されてきた Wolfgang Voigt の GAS 名義でのアンビエント・テクノ・ライブのパフォーマンスがケルンに初上陸することや、今年からの試みとして、世界各国のイベント（アジア圏では中国とベトナム）との連携イベントを行うことが挙げられている。
また、"FRUHSTYLE NEW TALENT 2009" と題された新人DJ発掘コンテストや、日頃ケルンのローカルシーンで活躍するパーティー10組へ全面協力を仰ぎ、多数のインターナショナル級のラインナップを含むイベントを実施、シーンをピックアップすることを目的とした "LOCAL HEROES 2.0"、同じく、ローカルのデザイナーやアーティスト、音楽レーベルが出店するグッズ・マーケット "Super Market" など、当地のカルチャー・シーンへの全面的なサポートと関わりが見られる興味深い内容となっている。
会期中のパフォーマンスが予定されている主なラインナップは、前述の GAS (Wolfang Voigt) を筆頭に、Michael Mayer、Justus Kohncke、Tobias Thomas、Gui Boratto、Matias Aguayo、Superpitcher といった当地を代表するテクノ・レーベルKOMPAKTのクルーはもちろん、Ricardo Villalobos 、Ellen Allien 、Adam Beyer などの大物アクト、さらには Mathew Jonson、Moderat、dOP、Ada、Marcel Janovsky & Gabriel Ananda、Sascha Dive、Robert Dietz、Prins Thomas、Todd Terje など国内外から人気・実力を兼ね備えた面々が名を連ねている。
ここには到底書ききれないほどのラインナップや、見ているだけでも楽しいイベントの数々はぜひ C/O POP ウェブサイトよりチェックしてみてほしい。
http://www.c-o-pop.de/artists.1947.en.html
C / O POP Festivalは8月12日から16日の4日間、ケルン市内の各ヴェニューにて開催。
会場の詳細と地図はこちらから
http://www.c-o-pop.de/locations.1922.en.html
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