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international news_2009.07.17

『Cocaine』 を会話のきっかけに

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen

賛否両論の注目を浴びているエネルギードリンクの製造元である Redux Beverage は、先日新たなニュースレターを発表し、彼らの商品である飲料 “Cocaine Energy” がコミュニケーションのきっかけになることを強調した。

「新しい友達を作るのに苦労してる?なら、僕たちがその解決策を教えてあげよう。次に行くパーティーに Cocaine Energy を持って行けばいい。そうすればもう部屋の隅で一人たたずんでいることもなくなるはずだよ。」 と Cocaine Energy の責任者、Jamie Kirby は語る。
「Cocaine Energy はいい話のネタなんだ。騙されたと思って試してごらん。」

また Jamie はこの商品がいかに家族向けであるかを語った。
「この商品がきっかけになって、親子の間でドラッグに関する議論が交わされるというのが僕たちの希望でもあるんだ。親が自分の子供に対してドラッグに関する話を始めるのは非常に難しい。だから、子供側からそのきっかけを作ることができればいい。僕たちの商品がそのきっかけになるよ。」

この彼のコメントの発表と同時期に、イタリアの新聞 Corriere Della Sera 紙に Oasis のスター、Noel Gallagher のインタビューが掲載された。そのインタビューで Gallaghar は1998年にドラッグをやめるまで、約1億ポンドをコカイン(ドラッグの方)に費やしたと語り、彼のライバルでもある Coldplay の Chris Martin に対し攻撃をしかけた。

「Chris Martin は人生で一度もドラッグをやったことないって言ってる。バカだとしか思えないね。ドラッグをやることはロックバンドをやってて一番素晴らしいことじゃないか。…僕は健康や脳、人生、そして周りの人たちに悪影響だから辞めたけどね。」

Noel がドラッグを乱用した過去を振り返って抱く感想は、イギリスの高額宝くじの当選者 Mikey Carroll のものとは大幅に異なるものだった。Carroll は2002年に当選した9,700万ポンドの賞金の内、100万ポンドをパーティーやドラッグに費やしたという。

2006年に発表された彼の自伝 'Careful What You Wish For' には 「僕たちはローマの将軍達のような行動をしていた。本物の剣を使って戦ったり、頭がおかしくなるぐらいお酒を飲んだりしていたんだ。」 と綴られている。

「女の子達は家中のベッドで跳ね回っていた。僕たちは彼女を召使いのように扱い、彼女達もそれを楽しんでいたんだ。彼女達は銀の皿にコカインを乗せて僕たちに持って来た。」

「だけど、女性に関しては後悔はしてないかな。ノーフォークの最高の女性達と関係を持ってきたと思う。もうそろそろ 『1,000人斬り』 をしそうだよ。」 と彼は自慢気に語った。(The Independent 紙より)

その後、Daily Mail 紙により、「タトゥーだらけで趣味の悪い宝石を身につけた、コカイン中毒の口の悪い地獄から来た男」 と呼ばれた彼だが、2008年には彼の資産も残すところ50万ポンドになっていたという。しかし、同年に彼は犯罪映画の 'Jack Said' で借金取りの役を演じるなどしていた。

映画監督の Simon Phillips は The Sun 紙に当時このように語っていた。
「Michael (Mikey) は僕たちが求めていた人物像にピッタリだったんだよ。彼は次の Vinnie Jones になれるかも知れない。」

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