international news_2009.07.08
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen
ロンドンのアシッドハウス/テクノのパイオニアである Ian Loveday が先週、肺炎が原因となった併発症によりこの世を去った。
彼のプロデューサーネームである Eon で最もよく知られる彼は、他にも Minimal Man, Rio Rhythm Band, Tan Ru, R.Rash など様々な名義で楽曲をリリースし、アシッドハウスの最も初期の頃から活躍するロンドンのDJの一人でもあった。
彼は1995年に Mud Club にて Mark Moore と手を組み、アシッドハウスパーティーの "Shoom"、"Clink Street"、そして、その後 Nicky Trax が The Fridge にて主宰してい た "Planet Love" のレジデントDJとなった。また彼はキャリアを通して Baby Ford こと Peter Ford や Mark Broom, Thomas Melchior とコラボレーションし、2001年には Ata の Klang Elektronik から "Sacred Machine" というアルバムをリリースしている。
彼の近い友人であり、長年のコラボーレーションパートナーでもある Mark Moore は彼のことを、イカれた科学者であり、超現実主義者であり、ユニークな人物であると語っている。
「Ian は本当に自分の生きたいように生きて、自分のやりたいように物事をやってきた男だった。」
と Mark は Skrufff とのインタビューで語っていた。
「Ian は音楽においても、生き方においてもアーティストだった。彼の人々に対する 『禅』 のような態度はとても人に影響を与えるものだったよ。時に彼は機材、企業、ダメなテレビ番組、必要のない歌、色んなものに苛立ちを感じていた。だけど、彼は人に対して苛立つことは絶対になかったんだよ。本当にユニークな男だった。」
ご冥福をお祈り致します。
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