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domestic news_2009.07.30

Andrew Weatherall が初の!ソロ・アルバムをリリース

Text by Midori Hayakawa (HigherFrequency)

20年近くに渡り独自の道を提唱してきたアンダーグラウンド・シーンの裏番長 Andrew Weatherall が、遂に初となるソロ・アルバムをリリースする。

Primal Scream の名盤 "Screamadelica" のプロデュースやを始め My Bloody Valentine, Happy Mondays, New Order 等数々のアーティストのリミックスを手掛けるなど、90 年代のインディー・ロックとダンス・ミュージックの架け橋となり、UKのアンダーグラウンド・シーンに多大な影響を与え、尊敬を集めてきたアーティスト Andrew Weatherall。Sabres Of Paradise, Emissions Audio Output といったレーベルを主宰し、Two Lone Swordsmen を始めとする数々のプロジェクトを率いると共にDJとしても活躍してきた、まさにロンドンのダンスミュージックの歴史を語る上ではずせない重要人物である。

自身が主宰する Rotters Golf Club からのリリースとなる本作は、彼の輝かしいキャリアの集大成であると同時に、非常に先進的なアルバムで、テクノやハウスにおける卓越した才能とセンスを披露しつつ、ロカビリーやソウル、ロック等20世紀半ばのプロテスト・ミュージックに対する愛情が惜しげもなく詰め込まれた、歴史に残る1枚である。

以下本人のコメント。
「僕はピュアリスト(純粋主義者)ではない。貴重な存在でもない。すべてはロックンロールの本質さ。ドラムマシーンでできているか、ギターをかき鳴らしているだけかという違いだけでね。スウィングさせるものかどうか、どんなグルーヴを持っているか、また作り手にとって意味のある音楽かどうかがすべてなのさ。」


Andrew Weatherall "A Pox On The Pioneers" は Rotters Golf Club / Beat Records より 8月 5日(土)発売予定。トラック・リストは以下の通り。


01. Fail We May, Sail We Must
02. Privately Electrified
03. Miss Rule
04. Selective Walking
05. Liar With Wings
06. Let's Do The 7 Again
07. A Pox On The Pioneers
08. All The Little Things (That Make Life Worth Leaving)
09. Built Back Higher
10. Walk Of Shame
11. Stalker (Bonus Track for Japan)
12. Fail We May, Dub We Must (Bonus Track for Japan)

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