ENDOTONES 発売へ

domestic news_2007.07.12

”ENDOTONES” 発売へ

Text by Ryo Tsutsui (HigherFrequency)

医学博士・神経内科医でありピアニストという異色の経歴を持った才人、坂本昌己によるデビューアルバムが発売されるとのことでお知らせしたい。

坂本昌己は’０５年にコーネリアスのリミックス・アルバム”PM”でデビュー後、坂本龍一監修のコンピレーションにオリジナル曲を提供するなど、非常に興味深い活動を展開しており、今作はアトムハート（セニョール・ココナッツ）やレイ・ハラカミ、 Co-Fusion との出会いによって生まれたとのこと。

アルバムを通して緻密にプログラムされた電子音楽と本人が弾くピアノの世界観とを独自なイメージで融合させることに成功し、新たなクラブ・ミュージックの可能性を感じさせる音楽へと昇華させている。

オーガニックで生演奏的な雰囲気でありつつ、どことなくダンス・ミュージックの影響を感じさせるテイストが非常に心地よい良盤となっている。