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Judge Jules

international news _ 2006.07.19

Judge Jules の年商は?

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

先週のインタビューで Judge Jules が DJ の稼ぎについての質問をはぐらかし、Skrufff に「DJ がそんなに儲かる仕事かどうかも分からないよ。俺は自分がいくら稼いでるかなんて気にしない。それはマネジメント側の問題だからね。俺はただ音楽をプレイするのみさ」と話した。

英国国営放送 Radio 1 の人気スターとしても知られる彼は、今度 Ministry Of Sound からリリースされるコンピレーション ‘The True Sound Of Ibiza’ に期待する売り上げに関する質問にも同様に言葉を濁した。「俺は今までに50枚以上もミックスCDを出してきたけど、その中で売り上げを把握してるものなんて一枚もないんだ。俺にはあんまり商売っ気がないのさ」

このような Jules の“ノーコメント”的発言は、5年前に Sunday Times の長者リストの「Judge Julesの年商は2百ポンド(日本円で約4億)。また、彼のイビザでの7日分のギャラである百ポンド(2億円)で、イビザのヴィラを現金で購入した」といった推測に対してコメントしたスタンスと著しく異なった。

「Sunday Times は何の根拠があってそんな事を言ってるんだろうね。彼らはクオリティーが高い新聞のはずだろう?まるでタブロイド誌で読むような記事じゃないか。それに、ヴィラの値段は何倍にも誇張されてるし、イビザでDJ してそれだけ稼げるんなら、とっくにリタイアしてるよ」

「Sunday Times は今年の初めの Daily Star に載っていた記事から情報を得たんだろうね。それが全てを表してると思うよ」

「もし彼らがどの記事においてもこんなリサーチの仕方をしているんだったら、この新聞全体が全く信用できないということになるだろうね」

一方、新しいコンピレーションやイビザ島でのパーティー Judgement Sunday についてなど、音楽の話題については、非常にエキサイトした様子で語る Jules。忙しい DJ 業も、今まで以上にエンジョイしていると話した。

「一年間に200以上のフライトを経験してるんだ。飛行機の上や飛行場での孤独な時間が憂うつなのはもちろんだけど、DJ をすると、いまだに何十年前に初めてギグをした時と同じくらいの興奮を感じるんだ。それはどの DJ も感じることだと思うし、俺のプレイを見たことのある人なら、俺がどのくらい世界に入り込んでしまうかを証明できるはずさ」

また彼は「長い間ハウス・ミュージックの中心でありすぎたイビザをインディー・バンドが救ったのだ」とする最近のManumission のコメントを笑って否定し、「Manumission は音にかけては最高の奴らだよ。俺も彼らの半分くらい賢い音が出せるといいんだけどな。Ibiza Rocks は Ron Jeremy (アメリカのポルノ・スター)よりコラムのネタになる機会が多いんだ」

「今年の Judgement Sundays は過去5年の中でも一番の盛り上がりを見せてるよ。だからまだ彼らの助けは不要だね」

Judge Jules “The Real Sound Of Ibiza” は Ministry Of Sound より近日発売

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