international news _ 2006.07.14
Text by Nick Lawrence _ Translation by Yoshiharu Kobayashi (HigherFrequency)
イギリスで絶大な人気を誇る Glastonbury Festival が今年は開催を見合わせているため、フェスティバル・ファンはレインコートをタンスにしまってスコットランドで開催されている
T in the Park などといった他のフェスティバルに参加していることだろう。しかし、The Sex Pistols のドキュメンタリー映画
“The Filth and the Fury” の監督として知られる Julien Temple のおかげで、今年も Glastonbury
Festival のマジカルな体験を泥まみれにならずに楽しむことができそうである。
Julien Temple が手がけ、7月17日に DVD で発売となる作品 “Glastonbury” は、’60年代のアイコンJimi
Hendrix が他界した翌日に初開催されたこのフェスティバルの栄光の歴史を振り返るドキュメンタリー映画となっている。この映画には、Glastonbury
でのライブ映像が盛りだくさんなのはもちろん、プロ、アマ問わず撮影されたフェスティバルの軌跡も収録されており、イギリスでは6月から7月にかけて劇場でも公開されているとのこと。
70年にフェスティバルが初めて開催されたときは、チケットはたったの1ポンドであり、参加者は会場となる牧場での絞りたての牛乳が振舞われたという
Glastonbury Festival。これまでに出演したアーティストは、Van Morrison, Curtis Mayfield,
New Order, The Cure, Orbital, Basement Jaxx などで、’05年には15万3千人の人たちが会場を訪れた。ちなみに、’05年のチケットは125ポンドであり、牛乳のサービスはもちろん付いていなかった。
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