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Depeche Mode

international news _ 2006.07.05

荒地エセックスの不思議な音楽の産物

Text by Jonty Skrufff (skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

Depeche Mode の Martin Gore が彼が生まれ育ったロンドンでも治安が悪いと評判の町 バシルドンでの生活について Skrufff に語り、以前はエリアでも凶暴な悪党たちとつるんでいたことを明らかにした。

「最近 Essex Boys の本を読んだんだけど ('95年にRettendon で起こった殺人事件についての本)、ちょっと怖かったよ。本に書かれてた、実際に死んでしまった人のことを知ってたからね」

「彼とはよくパブに行くような仲だったよ。バシルドンがあれからどのように変わったかは分からないけど、当時はとても安全な場所とは言えなかったな」

彼のこのような記憶は、エセックス出身のパイオニア Nitzer Ebb の「危険な目に遭うことが多かった」という意見と一致していた。しかし、Nitzer Ebb の場合、化粧をして女装していても、音楽のおかげで暴力を避けることが出来たと話す。

「ごくたまに喧嘩を売られることはあったけど、ほとんどなかったよ。不思議なくらい無傷で済むことが多かったね」Bon Harris はこのように Skrufff に話した。

「Two Tone のリヴァイヴァルが起こった時('81年)、僕はちょうど ’60sや'70年代初期のスカやレゲエには熱中していてね。King Tubby なんかの曲をプレイしてたんだけど、そうするとスキンヘッドの奴らにも自然と気に入られちゃうんだ。彼らのお気に入りの曲をプレイしてるからね 」

「ある意味、モッズやスキンヘッドの奴らと僕たちには繋がりがあったと思うんだ。普通の人々と違う服装を着たりしてさ。だから彼らの方もしぶしぶ僕らのことをリスペクトしてたんだと思うな。要するに同じ船の上にいたのさ。自分たちの好きな音楽に熱中して、一般の社会からは外れたところで生きていたんだ」

Depeche Mode のニュー・シングル John the Revelator (Tiefschwarz のリミックスも収録) は Mute Records から発売中。Nitzer Ebb のベスト・アルバム ‘Body Of Work’ も同じく Mute Records から発売中


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