international news _ Jonty Skrufff _ 2005.07.22
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by Kei Tajima (HigherFrequency)
アシッド・ハウスのパイオニア A Guy Called Gerald が彼の新しいインディペンデント・レーベル Sugoi について明らかにすると共に、メイン・ストリームのハウス・ミュージックのあり方について批判を展開させた。
「'90年代の初めに、あのスマイリー・フェースのレーベルがハウス・シーンを制覇してから、全く個性のないものになってしまった。グルーヴを失ってしまったのさ」彼はこのように語った。
「新しいダンス・ミュージック(と一般に言われているもの)を聴いていても、偽者のハウス・シーンから出てきたスーパースターDJ とやらを見ていても、ただ反逆心を煽られるだけなんだ」
率直な意見をいうことで知られる彼は、「実際にトラックをつくっているアーティストは少ないんだ。奴らはサンプルを集めてくるだけさ」と語り、実際はスタジオにおいてサウンド・エンジニアにトラックをつくってもらっているDJについても批判の矛先を向けた。
「僕がスタジオに行って、機材をセット・アップし始めると、エンジニアは必ずといっていいほど驚いた顔をするんだ。それから、サンプルするためのレコードをたくさん持ってくるだけで、後はエンジニアにトラックをつくってもらうことを期待してやってくる DJ / プロデューサーに対しての不満を語り始めるのさ」
「'90年代にヒットした半分以上の楽曲に、正しいクレジットが表記されているとしたら、ほとんどのクレジットにどこかのスタジオのサウンド・エンジニアの名前が書かれてることになるだろうね」
Sugoi は9月5日に発売されるGerald のニュー・シングル "FLO-RIDE" の発売と共に運営開始する。
(Jonty Skrufff / Skrufff.com)
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