international news _ Jonty Skrufff _ 2005.07.14
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by H.Nakamura (HigherFrequency)
Subliminal Records のボス Erick Morillo が、先週訪れたクロアチアで、最近はDJとしても活動しているモトリー・クルーのドラマー Tommy Lee を、一歩間違えば銃撃沙汰となるような危機から救い出したことが明らかになった。どうやらこの事件、変わり者として有名な Tommy が、地元のプロモーターに好印象を与えられなかったのがきっかけだったようだ。
Morillo のプレス・エージェントによると、クロアチアのとあるテニス・クラブのオープニング・パーティーに出演した Tommy のギャラを、セキュリティ・スタッフが差し押さえてしまい、その場に居合わせた Erick が仲裁役を買って出る羽目になったと言う。
「クラブのオーナーは Tommy のプレイ時間が短すぎ、また、プレイ自体も良くなかったと思ったのだろう。Tommy がアフター・パーティーに向かおうとしていたところ、突然、武装した大男たちが彼を取り囲んでしまったんだ。で、状況をとっさに判断した Erick は、彼に向かって『すぐさまプライベート・ジェットでここを離れたほうがいい』と忠告したというわけさ」
実は、この事件が起きる1年ほど前、Tommy は、似たような騒動をラス・ベガスのホットスポット Bellagio で引き起こしており、その時は、クラブのオーナー Sean Christieをして「彼との仕事は、これまでに私が経験した中でも最悪のものだった」とまで言わしめている。
Christie氏によれば、Tommy のプレイはあまりにひどく、しまいにはクラバーたちもフロアに座って話を始める始末で、セキュリティーに指示して途中でプレイを無理やり止めさせたと言う。
「彼はあまりにヒドイ曲をプレイしていてね。オレたちは最初、セットを途中でうまくまとめて、上手に終わらせるように忠告したんだ。でも、彼が言うことを聞かなかったので、最後には電源を抜いて、彼のプレイを無理やり止めさせてしまったのさ」と Christie はその状況を不満げに説明している。
後に Lee は、「クラブが自分に敬意を示さなかったから、自主的に30分でセットを終えたんだ」と、この Christie の言い分を否定している。
(Jonty Skrufff / Skrufff.com)
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