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Faithless

international news _ Jonty Skrufff _ 2005.07.14

Faithless - Live 8 について語る

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by H.Nakamura (HigherFrequency)

Faithless の Sister Bliss が Skrufff に対し、先週行われたチャリティー・イベント Live 8 について語り、彼女自身このイベントに出演することが出来て、とても満足していることを明らかにした。

「何ヶ月か前に Dido から、彼女が Live 8 出演のオファーを受けているって聞いたの。もう、それを聞いてからは、このイベントに関わりたくて仕方なかったわ。だって、このイベントの主旨こそ、イデオロギー的にも音楽的に Faithless が結成当初から掲げてきた考えだったんだもの。政治と音楽を一緒に語ることは、私たちにとって決して違和感のあることじゃなかったわ」

「Live 8 は、世の中の人々が慈悲深くありたいと思っていることを証明したと思うし、貧富の差から来るこの馬鹿げた不公平さに、豊かな国々がやっと気付き始めたってことを示したんだと思うわ。みんな政治家達の無能ぶりには、ますます腹を立てていると思うし、このまま行けばきっと革命が起こるはずよ」と彼女は語る。

実はこのインタビューは、ロンドンの同時多発テロの前日に行われたものだったのだが、彼女はトニー・ブレア首相に対しても厳しい言葉を向け、次のように考えを述べている。

「ブレア首相は、イラクに関して自分の立場がかなり悪くなったことに気付いたんだと思うわ。だから、彼が慈悲深くなろうとしていることは、とても重要なことだと思うの。ただ、一方で彼は、大勢の人たちを木っ端微塵に吹き飛ばし、そのために何千という人たちが殺され、施設もメチャメチャにされてきたのだから、これは皮肉としか言いようがないわね。まぁ、片方の手で奪いながら、片方の手で何かを与えているんだとすれば、何も与えないよりはマシって感じかしら」 (Jonty Skrufff / Skrufff.com)


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