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international news _ Jonty Skrufff _ 2005.07.12

アルカイダによるテロ事件、ロンドンの街を一時的に閉鎖する

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by Kei Tajima (HigherFrequency)

先週の木曜日に起こったロンドンの爆破事件によって、The Prodigy をはじめ、当時開催が予定されていたギグを延期するバンドが相次ぎ、Electrogogo をはじめとするクラブも事件当日、ほとんどが営業を停止したという。

「警察から営業を停止するよう勧められたんだ。もし営業することが出来たなら普通に営業していると思うよ。交通手段が少ないし、恐怖心から外に出ない人も多いだろうから、イベントに来る人は少ないだろうけどね」Electrogogo の Mark Moore は、爆発事件の当日このように Skrufff に語った。

「今日はあまりパーティーする気分ではないのは確かだよ、でも友達と一緒にいたいという気持ちは強いね。今日友達と会っていたら、そのミーティングは心に訴えかけるような、感情的なものになっていたと思うよ。こういう時、人はさらにお互いのことを気遣うようになるんだ」

プロモーター Jim Stanton も、事件当初、彼がロンドンのクラブ Ghettoでオーガナイズする金曜日のパーティー "NIYI @ Cock" が予定通り行われるかを疑ったと話した。しかし、イベント前日の木曜日の午後5時には "予定通りの開催" と断固発表した。

事件の起こった週の土曜、Boudoir でパーティー "Gozilla" を開催する予定となっていた Terry Hart は、同様に、テロに対する反抗的な態度をみせた。「パーティーをキャンセルするなんてあり得ないよ。テロリストにパーティーをストップされてしまったら終わりだね」

「こういう時こそ、みんなで一緒になってパーティーをして、奴らに見せ付けてやるんだ」Terry はこのように語る

「確かに、パーティーは続けなくてはいけない。だけど、パーティーはこの大虐殺に対しての、僕たちの怒りや感情を沈めてくれるわけではないんだ」

また、ロンドン在住のポルトガル人プロデューサー Rui Da Silva は、先週の金曜日 Turnmills で予定されていたギグを予定通り決行する予定だと話した。「ロンドンは素晴らしい場所だし、こんなことでは屈しないよ」
(Jonty Skrufff / Skrufff.com)