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international news _ Jonty Skrufff _ 2005.07.07

NYで "踊れるクラブ" ついに 212 店舗にまで減少

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by Kei Tajima (HigherFrequency)

先週、NYの市民開放団体の Paul Chevigny と Norman Siegel がアメリカ政府によって定められている、クラブなどで踊ることを禁止する "キャバレー法" に対し民事訴訟を起こした。

「訴訟を起こすのは、この厳しい規則がずいぶん長い間NYのダンスと音楽の芸術の発展を妨げる重荷となっているからなんだ」Chevigny 氏は Village Voice に対してこの様に語り、加えて 1960 年代には NY 市内で 12,000 店舗あった正式なライセンスを持つ店も、今では 212 店舗にまで減少してしまったと語った。

「ほとんどのニューヨーカーたちは、僕たちが嘘をついてると思ってるんだ」Norman Siegel は NY Newsday に語る。「彼らは信じないんだろう…もしキャバレー法のライセンスを持っていない店で、ジューク・ボックスから流れている音楽に合わせて踊ったとする。そうすれば、その店は閉店に追いやられてしまう可能性だってあるんだ」

また Siegel 氏は、5年前に行われたインタビューにおいて、かなり厳格として悪名高いNY市長 Rudolph Giuliani による行政が、市のナイト・ライフに大きなダメージを与え、市民の自由を拘束することになるであろうと断言していた。

「以前まで人々は、市民の "自由" に対して様々なビジョンを持っていた。でも今の政府は警察の権力を利用して、彼らの考えのみで物事を実行させたんだ」 2000年の8月、 Siegel 氏は Village Voice に対してこの様に語っていた。

「踊ることを禁止しているだけだから、大きな問題でないと考える人もいると思う。でも、自由とはそうやって次第に失われていくものなんだ。」 (Jonty Skrufff / Skrufff.com)