international news_2004.7.15
Christian SmithとJohn Selwayのコンビが、9月6日にニューシングル"The Way It Is"をUnderwaterからリリースする事になった。ムーディーなロボット・ヴォイスとアシッド・ハウスの要素が絡み合ったこのダークなテクノ作品は、既にJosh WinkやSister Bliss、それにDeep DishといったDJから大きな評価を受けており、早くも大ヒットシングルの予感を漂わせている。
Swedenのストックホルムに生まれ、当時テクノムーブメントの真っ只中にあったドイツのFrankfurtで育ったChristian Smithは、Sven Vathなどから影響を受けることでテクノに興味を持ち始め、その後1989年にニューヨークに渡ってからは、Joey BeltramやJeff Millsらのプレイに出会うことによって、本格的にテクノに没頭するようになる。1992年にワシントンDCに移ってからは、彼自身もDJ活動を地元のレイブ・パーティを拠点にスタートさせ、ハードなテクノチューンをプレイ。その後、1994年には自らのレーベルTronicを始動させるなど、10年以上に渡ってアメリカにおけるテクノシーンの隆盛に大きな貢献を果たしてきた。
一方、ニューヨークに拠点を置くJohn Selwayは、アメリカのクラブシーンのパイオニアの一人として知られているDJ/プロデューサーで、ワシントンDCにおいてDeep Dishの音楽制作を手助けすることで、その活動をスタートさせる。その後、Galactic Spiral Sound、Highrise、Responsible Space Playboys、Selway、Semblance Factor、Spyといった様々名義で活動を展開、特にMemory Boyとしての活動は広く知られている。
1993年、SmithとSelwayは同じレイブ・パーティーの場で出会い意気投合、作品の制作を一緒に始めるようになる。デビュー作品をDave AngelのRotationレーベルからリリースした後、Primate Recordsなどから数多くのハイクオリティな作品を連発、今後もIntec、Bugged Out、Yoshitoshi、そして今回のUnderwaterなどのトップレーベルから作品がリリースされる予定になっている。
そんな二人の最新シングル、是非一度チェックしてみよう。
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