domestic news__2010.01.08
Text by HigherFrequency
日本のヒップホップシーンを代表するラッパー・ZEEBRA が、ライブ放送用動画ストリーミングサービス Ustream を利用し、ヒップホップを中心とした日本発の楽曲のみのオンライン放送局 "ZeebraTV" にて生放送を行い、ヒップホップ専門のラジオ局設立の必要性を呼びかけた。
1月4日に設立された "ZeebraTV"。今回の生放送では6日朝までの約24時間にわたり放送。Twitter 等を通して情報が広がり、各方面で反響を呼んでいる。この一件については、iPhone版アプリも発表されたことで、webカムや iPhone があれば誰もが簡単にライブ配信ができる Ustream の可能性の大きさが話題となりつつあるが、ZEEBRA 氏は自身の Twitter で、"ZeebraTV" の目的は「Ustream で曲の配信ができる」ということではなく、「日本にも合法的なヒップホップ専門ラジオ局があるべきだ」というメッセージであることをコメントしている。
その意義に賛同した DEXPISTOLS の DJ DARUMA も Twitter を通して賛辞を述べ、自身のブログ でも "ZeebraTV" について言及し、放送で紹介された曲のCDを買ったことや、ZEEBRA 氏の発言がレゲエやダンスミュージックを含めた、広い意味での専門ラジオ局の設立であること、今回の動きが日本のエレクトロニック・ダンスミュージックシーンにも同じく当てはまることを示唆し、日本版 "BBC RADIO 1" 的なダンスミュージック専門局の設立にも期待する意見を述べている。
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