international news _ 2007.01.18
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
フランス人ディスコ / ハウス・スター Dimitri from Paris が今度新しくリリースされる バレンタインデーをテーマとしたコンピレーション “Dimitri from Paris - A Night In The House of Love” のプロモーション活動をスタートさせたものの、 Skrufff とのインタビューに応えることを断固拒絶した。
「彼はあなたとインタビューをすることを拒否しています」レーベルの PR 担当者はこのように話した。「彼は前回のインタビューでドラッグ関連の質問を執拗にされたことに腹を立てているのです」
猛烈な反ドラッグ・アーティストとして知られる彼は、昨年の夏に行われた Skrufff とのインタビューの中で、ドラッグを使用しなければ音楽を楽しめないクラバーを批判し、もしストレートな状態で音楽を楽しめなければ、音楽とは別に何か他の趣味を見つけるべきだと話した。
「人々がドラッグを使用していると、僕とクラウドの間にフィルターが生まれてしまうんだ。そのフィルターは僕には理解不能なものだし、それを突き破ってクラウドにリーチするにはどうしたらいいかも分からない。間に生まれてくるもの…それが嫌なんだ。現実と自分自身の間に生まれるぼんやりとしたものがね」
「僕はドラッグのそこが嫌いなんだ。物事を違った風に見せることの出来る物がないと、楽しめなくなってしまうことがね。現実の世界では、物事は本来あるべき姿をしているんだ。だったらその在りのままの姿を楽しめばいいじゃないか。その在りのままの姿が気に入らなければ、何か他のものを楽しめばいいのさ」
「以前 Ali G が 『エクスタシーは最悪だよ。ハウス・ミュージックなんかを好きになっちゃうんだからね』って言っていたのには笑ったね。確かに彼が正しい部分もあると思うんだ」
“Dimitri from Paris- A Night In The House of Love” は Defected Records より2月に発売予定
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