international news _ 2007.01.12
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
イギリスの人気ハウス・レーベル Defected が、新しいコンピレーション “Urban House” のプロモーションをスタートし、R&B、グライム、ガラージ、ヒップホップに変わって今後の UK クラブ・シーンを支配していくのは、ファンキー・ハウスだと宣言した。
「アンダーグラウンド・シーンは次なるアーバン・ヒットはハウスだと予測している」 Defected の広報は、グライム / ダブステップのスペシャリスト Martin Clark を例に出しながら、このように宣言した。
「昨年、編集者 Matt Mason が、グライムがグライムと呼ばれるようになる前からシーンをサポートしてきたイギリスで最もアーバンな雑誌 RWD Magazine を去った時、ハウスこそ次のアーバン・ヒットだと予測したんだ」Defected の発行したプレス・リリースの中には、Clark のこのようなコメントが掲載されている。
「多くの人はその発言を笑い飛ばしたさ。だけど、嘘だとは思わなかったはずだよ。時代の風が何処に向かって吹いているかを知らずに、RWD の編集者になることは不可能だからね。もしトッテナムの路上で黒人の若者がファンキー・ハウスに合わせて踊っているのであれば、それは何かが起こっている証拠さ」
さらに Defected は、イギリスのガラージ・シーンで頻発している暴力についても触れ、連日の事件によって多くのクラバーがガラージ・シーンから遠ざかっていると話した。
「人々の注目がハウスにシフトし始めた理由のひとつは、ガラージやグライム・クラブに流れる重苦しい空気に対する不満だと思われます。そういった人々が、その他のアーバン・ミュージックと比べてそれほど抑圧的でない、グラマラスで安全なハウス・シーンに次第に惹かれているのです」
「また忘れてはいけない理由は、ハウス・ミュージックのほとんどに歌詞が付いていること。だからハウスはヴォーカル好きな女の子から支持されるのです。また、女の子は好きなイベントに出かける時、オシャレをするものです。そういった女の子が集まる場所に、男性も集まるのです」
“Urban House” は Defected から1月22日に発売
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