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Jean Michel Jarre

international news _ 2007.01.05

Jean Michel Jarre - 環境コンサートに出演

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

名作 “Oxygen” で知られるフランスのシンセサイザー奏者Jean Michel Jarre は、先日モロッコのサハラ砂漠で開催されたユネスコ主催のコンサート Water For Life に出演し、15,000人のオーディエンスに地球砂漠化や水の大切さを訴えかけた。

「水は限りある貴重な資源であるということを皆さんに知って頂きたいのです。毎年多くの人々が水不足によって命を落としている一方で、地球上のあらゆる場所で大量の水が無駄に消費され続けています。私たち1人1人の心掛けによって、この水問題を解決出来るかもしれないのです」

ユネスコ親善大使を12年以上務めている彼だが、2年前に Skrufff と行ったインタビューでも、今回のコンサートに懸ける意気込みについて語ってくれていた。

「メディアを通じて新鮮な水がどれほど重要かを伝えていきたいんだ。今地球は深刻な水問題に直面していて、10秒に1人の子供が水不足でこの世を去っている。もしGeorge Bushが水の貴重さをちゃんと理解していれば、今頃イラクではなくカナダを占領していただろうね」

「音楽は若者の心を掴む最高のツールだと思うんだ。そして僕たちアーティストが立ち上がることで、人々がこういった環境問題に興味を示してくれることを願っているよ。ミュージシャンやアーティストも政治的な役割を担う時代がやってきたんだ」

また Jean Michel は、プロデューサーとして成功するには謙虚さと忍耐力が必要だと語っている。

「流行に流されず、自分の信念を貫くことが大切だよ。それにアーティストになることが幸せへの近道だとは考えない方が賢明だね。確かにアーティストになれば美味しい経験が出来るかもしれない。ただそこに辿り着くにはいばらの道が待ち受けてるだろう。そしてインスピレーションは天からの授かり物だということも忘れずに。これさえ肝に命じておけば、きっと成功を掴むことが出来るはずさ」

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