international news _ 2006.01.31
Text by Kei Tajima (HigherFrequency)
UK ブレイクス界のスター DJ Hyper が、デビュー・アルバム 'We Control' についてのインタビューに応え、活動家が警察と向き合っている姿が描かれているアルバム・ジャケットのアートワークには、特に潜在的な意味は無いと話した。
「あのイメージで何かに反抗しているというわけではないよ。ただアルバムのタイトルと合うってだけさ。それにものすごく存在感のある絵だからね」
「暴動のイメージが好きなんだ。僕がオックスフォードシャーのど真ん中にあるコテージに住んでるっていう事実とはかなり相反してるけどね。僕はロンドンの町に出て行って暴動を起こすタイプではないんだ」
今回のアルバムには、Adam Ant による "Antmusic" の興味深いリミックスも含まれており、Hyper はプレス・リリースに「パンク・ロック革命の時代へ」と記し、敬意を払っていた。しかし、彼自身のパンク経験はかなり乏しいものだったと語った。
「ぞっとするような目に遭ったのは、Notting Hill カーニバルの最中に、逃げ場もないくらいに混雑した西ロンドンの Ladbroke Grove に行った時。もしくは、Harvey Nicholls Knightsbridge デパートのセールに行ったことかな」と、彼はこのように皮肉る。
「数年前、G8 サミットの最中にチューリッヒに行ったんだけど、僕らが町の真ん中を歩いていた10分ほど前には、抗議者と暴徒が通過したばかりでね。かなりの数の車がひっくり返されたりしていたんだ。暴動の最中には居合わせなかったんだけどね」
"We Control" は Hope Recordings より近日発売
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