international news _ 2006.01.25
Tim Deluxe 変化のないハウス・ミュージックを批判
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
イギリス人ハウス・プロデューサー Tim Deluxe が、今後ロンドンで開催される彼のマンスリー・パーティー AT の詳細を明らかにすると共に、パーティーでプレイするのは「エクレクティック」な音楽だと話した。
「僕の音楽ポリシーは、僕の音楽テイストとスタイルに基づいているんだ。つまり、ハウスでもテクノでもエレクトロでもロックでもいいってこと。だから出演するゲストDJもいろいろだよ。ただトランスはないね」
「パーティーの名前は僕のレーベルと同じで AT 。このパーティーをスタートしたのは、The End の Underwater のパーティーに参加してみて、自分の音楽を紹介する場所がロンドンに欲しいと思ったからなんだ。いろいろなことをトライするためには、もう少し規模が小さい方がいいし、ゲストの数を少なくすればプレッシャーも少なくなるしね」
昨年の夏に行ったインタビューでは、ダンス・ミュージックに飽き飽きし、DJ をやめることも考えていた Tim 、しかし最近になって考え直したという。
「当時聴いてたほとんどのハウス/クラブ・ミュージックは本当につまらなかったね。全部同じに聴こえたよ。同じビルド・アップに、ブレイクダウン、ビート、フィルター…っていう具合に、不満を言い始めればキリがない。だからまた頻繁にレコード屋に通うようになってね。そのおかげでシーンには新しいハウス・ミュージックを作ろうとしてるアーティストがまだいるってことが発見できたから良かったよ」
「実際に DJ をやめていたとは思えないけど、このまま DJ を続けていくのはすごく難しいような気はしていたよ」
「これからは、どのくらいお金が入るのかを心配するのはやめて、DJ とプロデューサー業を続けるためにも、自分が常に幸せで、インスパイアを受けていることを一番に考えたいんだ」
AT は Medicine Bar で１月２６日にスタート。Tim のニュー・シングル "I Don't Care" は２月６日にリリース。
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