HigterFrequency OVERSEAS NEWS

ENGLISH INTERNATIONAL NEWS

We Love Space

international news _ 2006.01.23

We Love Space のオーガナイザー ロック路線宣言

Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

イビザ島のクラブ、Space の人気イベント We Love Space のプロモーター Darren Hughes が、今年の夏のイベントにライブ・ミュージックを取り入れる予定でいることを話し、この世界的に有名なスーパー・クラブにおける大胆な革命プランを明らかにした。

「最近改装が完成したばかりのイビザのテラスは、ライブ・ミュージックのパフォーマンスにぴったりだと思うんだ。今まさにクラブのオーナーと、ライブ・バンドを日曜日に取り入れるか、それとも他のパーティーにも取り込んでいくかを検討中なんだ」

「今年のシーズンの日曜日にライブの要素を入れていくことは確実だと約束できるよ。あとは "誰" が"何時" っていう問題だけさ。ダンスでもロックでもインディーでも、ホットで幅の広いライブ・ミュージックを提示したいからね」

Darren Hughes はリバプールの Cream で名声を上げ、次にプロモーションに関わった Homelands を経て、We Love Space をSpace でも一番の人気を誇るパーティーに仕立て上げたという輝かしい経歴を持ち、今回の彼の発言はクラブ・シーンにとって大きなインパクトとなるに違いない。

最近のシーズンでは Space が "名声に酔いしれ、落ち着いて来てしまっている" ように感じていたと話す Darrenは、昨年 Manumission Rocks というスローガンの下、ライブ・ミュージックを先人切ってシーンに取り入れた Manumission に対してリスペクトを払う発言をした。

「Manumission はすごく勇敢だったと思う。Manumission Rocks は、彼らにとって生きるか死ぬかの挑戦だったはずだよ。彼らはイビザに来る人々が求めるライブ・ミュージックのかたちを表現して、見事成功したんだ」

「彼らが成功したおかげで、イギリスのメディアもエージェントも、バンドをイビザでプレイさせることに注目し始めたんだ」

Darren は彼が10年以上関わってきた Homelands のオーガナイズには全く関わっていないことを明らかにしたものの、リーダーの John Reynolds とは、今まで以上に近い距離でコラボレーションを行っていると話した。

「今言えるのは、僕がすでに Homelandsのオーガナイズには一切関っていないということ。今 John と僕が進めているのは僕と彼の広い音楽テイストを反映した新しいイベントをスタートすることなんだ。世の中には2種類の音楽しかないと思っていてね。いい音楽とダメな音楽。今僕たちが探してるのはいい音楽の方さ」

「今僕がイビザでやっていることと、新しいフェスティヴァルをいろんな意味で関係付けたいんだ。だから Space のテラス・イベントをオーガナイズすることにも、これだけエキサイトしているんだ。これによってチャンスが増えるし、Space というクラブの幅がぐっと広くなるからね」

「今年中にイギリスと、他の地域でフェスティヴァルを計画しているんだ。夏の後半を目指してるよ。5月はあまりフェスティヴァル向きではないと思うんだ。今言えるのはこれくらいかな」

関連リンク