international news _ 2006.01.17
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
ホットなダーティー・ハウス DJ Steve Angello が、Skrufff とのインタビューに応え、今後リリースが予定されている Ministry Of Sound のコンピレーションや、同クラブで新しくスタートするレジデント・パーティーについて語ると共に、「もし DJ になっていなかったら、ギャングスターになっていただろう」と話した。
「僕はマフィアの家系で育ったんだ。僕の父親はギリシャ人で、彼の家系はずっと昔からマフィアと関連があってね」
「そういった環境で育ってきんだけど、それがどんなに危険なことなのか気付いたのは、1996 年に父親が亡くなった時だね。彼は銃で撃たれて死んだんだ」
Ministry Of Sound で1月にレジデンシーをスタートさせるだけでなく、自身のレーベル Size も大きな成功を収めている若干23歳の Steve。この1年の間にもMoby やEurythmics、M.AN.D.Y. 、Royksopp 等のリミックスを行うなど、出世街道まっしぐらの彼だが、アテネを訪れるのは安全ではないとのこと。
「アテネにいる時、誰と一緒に行動しているかにもよるんだけど、家族の昔からの知人と一緒にいれば、僕の身も危険になるよ。"Steve も彼の父親と同じ仕事がしたいかもしれない"って思う人もいるだろうからね」
「こういう家系に生まれた場合、どこかで決断をしなくちゃならないんだ。家族の伝統に沿うのか、他のことをするのか。僕は音楽があったから救われたんだ。そうでなければ父親と同じ運命を辿ってたよ」
「一度そういうことに巻き込まれると、二度と抜け出せないからね。DJ にフォーカスする方が、悪さしては逃げ回る生活より全然いいんだ」
Sebastian Ingrosso、 Marc Knight らと共に行われる Steve Angello のパーティーは、1月21日にスタート。"Ministry Of Sound Sessions- Mixed by Steve Angello" は Ministry Of Sound より1月30日に発売。
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