international news _ 2007.02.21
Mixmag - マイアミより Sonar が熱い
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
イギリスの人気ダンスミュージック・マガジン Mixmag のエディター、DJ/プロデューサーの James Mowbray は、今週 Skrufff とのインタビューで 「今シーズンは Miamin の Winter Music Conference よりも Sonar をプッシュする」 と語った。
「最近の音楽シーンの中心はヨーロッパだし、メディアとしてボクたちもヨーロッパをメインに考えているんだ。 Sonar こそが現在旬のアーティストが一気に集る場所だよ。それにクラブは３００ドルも払って VIP ルームで高い酒を飲みに行く場所じゃなく、踊りに行く所さ」
さらに James はこう続ける。
「マイアミは昔ほど重要じゃなくなってる気がするね。次のビックヒットをマイアミに探しに行く時代は終ったよ。費用や労力ばかりかかる割にあまり反響は期待出来ないから、今年のマイアミでは Mixmag 主催のパーティーはやらないことにしたんだ」
また、ヨーロッパのプロモーターがこぞって愚痴を言う横暴なセキュリティー・スタッフも、マイアミの印象を悪くしている要因のようだ。 Mixmag のライター Gavin Herlily は、過去に Skrufff とのインタビューで、マイアミの人気クラブで列に並んでいる時にセキュリティー・スタッフに暴行を受けた時のことを話してくれた。
「あの事件のせいでマイアミ・ビーチまで嫌いになったよ。どのクラブも強引で横暴なセキュリティーを雇ってるようだった。客への配慮なんてまったく感じられないし、何でヨーロッパの人達がマイアミにそこまで執着するのかまったく理解できないよ」
「エントランス料金は高すぎだし、クラブで働くスタッフの態度は傲慢だし、最悪だよ。サウス・ビーチのビッククラブにいる客のほとんどは、偽物の胸と筋肉が自慢の成金アメリカ人さ。彼らにはセンスの欠片もないね。音楽関係者より、金持ちを優先してテーブルに案内するような所なんだ。もしマイアミ行きを考えてる人がいたら、代わりにイビザに行くことをお勧めするよ」
なお現在 James は、ロンドンのショーディッチで２月末にスタートするフリー・パーティー “Heavy Industries” の準備で大忙しのようだ。
「うちはフレンドリーなセキュリティーしかいないよ。 DJ、サウンド、パーティー、レーベルなどをクリエイティブにコントロールするために立ち上げたのがこの Heavy Industries さ。僕にいつも影響を与えてくれる人たちや、情熱をもって仕事をしている仲間たちとの絆を深くしていきたいんだ。そして一番重要なのはモチロン音楽さ」
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