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Joakim

international news _ 2007.02.15

Joakim - 「エレクトロが嫌いなわけじゃない」

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

現在最もホットなフランス人エレクトロ・スター Joakim が 今後リリースが予定されているニュー・アルバム “Monsters & Silly Songs” についてSkrufff とのインタビューに応え、ウェブ・サイト family-house.net に掲載されている 「アシッド・ハウスとエレクトロが嫌い」 という彼自身のコメントを撤回した。

「そのコメントについては多くの人に尋ねられるけど、あれはただのジョークなんだ。これだけたくさんの人があのコメントを真に受けているんなんて、正直すごくびっくりしてるよ。だって、僕はアシッド・ハウスもエレクトロも大好きだからね」

パリをベースに活躍する彼は、次のアルバムを、自分の音楽に対するリアクションが他のどの国よりもパッとしないフランスより、アメリカやイギリスを中心にプロモーションしていくつもりだと話した。

「ここにはあまり多くのプロデューサーがいないから、アーティストとしての認知度で言ったらフランスの方が高いのかもしれないけど、イギリスに比べると、フランスのレーベルやアーティストから受けるオファーはすごく少ないんだ。ほとんどのリミックス・オファーはイギリスやドイツ、アメリカから来ているよ」

「認知度はフランス国内の方が高いけど、実際に僕の音楽が好きな人は少ないのかもしれないね」

Joakim のこのような経験は、フランス出身のエレクトロ・バンド Air のものと一致した。数年前の Skrufff とのインタビューで彼らは 「フランスでは、デビュー・アルバム “Moon Safari” が世界でミリオン・セラーを飾ったあと、その成功を崇敬されるより、陰口を叩かれるようになった」 と語っている。

「ポップ・シーンで成功するのはある意味悲劇的で、馬鹿げたことなんだ」 Nicolas Godin はこのように Skrufff に話した。

「実際、フランス人にしてみれば、ポップ・スターになることなんて全くクールじゃないのさ。陳腐で、独創性に欠けたことなんだ」

“Monsters & Silly Songs” は Studio K7 から近日発売予定。

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