international news _ 2006.02.24
Text by Kei Tajima (HigherFrequency)
2004年から財政上の理由で開催が中止となっていたベルリンのラヴ・パレードが、今年はめでたく開催されることがパレード創始者の Dr.Motte によって明らかにされた。
本来は政治的デモ行動としてスタートした、世界最大の規模と影響力を誇る本家本元のラヴ・パレードだが、多数のフロートに続き何百万人もの人々が町中を練り歩く巨大イベントに成長した近年では、イベントのコンセプトは政治・文化的なものからコマーシャル的なものに変化。すると当然、政府からの資金援助が廃止となり、開催中止に追い込まれていたのだが、そういった資金状況はどうやら企業スポンサーの力によって救われたようだ。
今年のイベントも本来のラヴ・パレードのコンセプト通りフリーで開催され、また、アーティストやレーベルには嬉しいことに、今年はフロート参加の費用がかからないとのこと。それは同時にフロートのデザイン等にスポンサーの影響が強く及んでくるという意味でもあるのだが、フロートに参加できれば、ワールド・クラスのイベントで才能を披露出来るまたとない機会となりそうだ。
フロートの参加希望者はコンセプトと音楽スタイルを記したプレゼンテーションをオーガナイザーである Loveparade GmbH に送れば、そこで最終的な参加グループが決定されるということだが、現在のところオフィシャル・ページにはドイツ語表記しかなく詳細も明らかになっていないので、興味のある人は、英語文が掲載されるまでマメにチェックしよう。
ラヴ・パレードはベルリンのStrasse des 17. Juni(6月17日通り)で7月15日に開催。
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