international news _ 2006.02.01
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
アメリカの警備会社 AD Communications and Security が、今年の後半には、アメリカの全クラブで使用されることを期待しているという新しいタイプの顔識別システム BioBouncer の試用をニューヨークのクラブで開始することを明らかにした。
このカメラ・ベースのシステムでは、クラバーがクラブに入場もしくは退場する際に個人の顔写真を取り、自動的にクラブが再入場を好まない人物のデーターベースを作成してしまうらしい。
「顔識別のバイオ・テクノロジーを使用して、BioBounce は、過去にクラブのルールを犯した潜在的危険人物のデータベースを識別します」AD Communications and Security はオフィシャル・ウェブ・サイトにこのように記した。
「BioBouncer は一秒以下という速さで100万人の顔を識別可能。そして、同じエリアにあるクラブと、危険人物のデータをシェアすることも出来ます」
しかし、Village Voice 誌によって "気持ち悪い" と評された この Biobouncer システムは、昨年の11月にイギリスでスタートした IDScan による製品 Clubscan と比べると、あまり効率がいいとは言えないかもしれない。
「特定の日や時間にクラブに入ったすべての人々の写真をディスプレイさせることが出来、クラブ・オーナーや警察がその人物を簡単に識別することができます」ID Scan は彼らのウェブ・サイトでその特性について語っている。「Clubscan はただのスキャナーやデーターベース供給システムではないのです」
「ClubScan によって捕らえられた統計を使っての検索も可能な上、特定の日や一定の期間に訪れたクライアントの個人データーや癖、態度を分析することも可能である 」
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