international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.02.21
Text by Jonty Skrufff _ Translation by H.Nakamura (HigherFrequency)
デトロイトで2000年より開催され、毎年百万人を超える動員を誇ってきた全米最大規模のテクノ・ミュージックの祭典 Movement Festival。その今年の開催が、資金的な理由で微妙になってきたようだ。
昨年まではDerrick Mayがオーガナイザーを務めていたこのフェスティバル。今年は、Derrickがそのポジションを退いたことによって、デトロイト・テクノのオリジネーターの一人であるKevin Saundersonが全ての舵取りを行っていると報じられているが、彼がDetroit Free Pressに語ったところによると、今までフリーだった週末のイベントに、今年は料金を課したいと考えているらしい。
一方、このフェスティバルの運営から手を引いたDerrickは、その理由を次の通りに明らかにしている。
「面白いアイデアがあるからって理由だけで、スポンサーはお金をくれないことがよく分かったんだよ。フェス自体は動員の面とか、メディアへの露出という面ではうまくいってるんだけど、全く金にならないし、それじゃ本当にうまく行っているとは言えない。で、やり方を変えてみようかなとも思ったんだけど、既にこの形でやって来た以上は、今更それも難しいだろうと考えたのさ。」
Detroit Free Pressによれば、Kevinは今週中にフェスの開催についてその態度を明らかにする予定であるとのこと。
(Jonty Skrufff)
Jonty Skrufff バイオグラフィー
関連リンク