international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.02.12
Text by Jonty Skrufff _ Translation by H.Nakamura (HigherFrequency)
ロンドンで人気沸騰中のエレクトロ・テック・シーンのトレンド・セッターであり、勢いに乗るレーベルCrosstown Rebelsのオーナーとしても知られる、ロンドン在住のDJ/プロデューサーDamian Lazarusが、今週発売のDJ Magazine誌のディスク・レビュー・ページで、Seb Fontaine、Arthur Baker、そしてDave Clarkeといったダンスミュージック・シーンのトップ・プロデューサー達の作品をこき下ろした。
ゲストとしてレビュー・ページに記事を寄せたLazarusは、まずSebが最近Positivaからリリースした話題盤 "Need To Feel Love"を、「ありがちなトランス・サウンド。最もずる賢いダンスミュージックのフォーマットだ」との烙印を押し、続いてABDC名義でリリースされたBakerとClarkeのコラボレーション作品"This Feeling"に対しても、次のとおり容赦なく酷評している。
「これって、2001年のマイアミではやった曲じゃなかったっけ?そんな気にさせられる曲だ。テクノとエレクトロ・シーンの中でも最も才能があるはずの二人からこういった作品が出てくるとは、残念極まりないと言わざるを得ないだろう」
皮肉なことに、DJ Magazine誌のライターBen Edwardsが同じ発売号で、Damianが2月にリリースする自身のコンピレーション"Rebel Futurism Session 2"を、「初めて聴いた時は、使い古しのサウンドとしか聴こえなかったが、もう一度聴いた時にはぶっ飛んだ」と評している。
昨年行われたSkrufffとのインタビューでDamianは、自身に寄せられる非難の声に敏感になっていることを認めながらも、ビッグ・ネームDJたちに関して率直な意見を控えることはなかった。
「遂にみんな、毎週代わる代わるに登場するお馴染みの顔ぶれに飽き飽きしたってことさ。クラブに行ったり、良い音楽を聴いたりフェスに行ったりするのが好きな若い子たちは、同じ連中のことを読んだり、聴いたり、見たりするのにホントうんざりしているはずだと思うよ。みんなもっとアンダーグラウンドなシーンに注目して、新たな才能を探すべきじゃないかな」
Damian Lazurusの新たなミックスCD"Rebel Futurism Session 2"は、現在発売中 (Jonty Skrufff)
Jonty Skrufff バイオグラフィー
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