international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.02.02
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
イギリス人テクノ/エレクトロDJ Luke Slaterがニュー・アルバム "Fear & Loathing 2"のアートワークに、彼が満足げにタバコを吸う写真を掲載しており、これがまた物議をかもし出すことになりそうだ。
4年前、アンチ・スモーキングの代弁者 Mobyとタバコ好きのLukeがLondonのthe Scalaで共演した際も、どうやらタバコが原因で一悶着あったようだ。
「Mobyのバンドのメンバーが僕の楽屋に来て、タバコを吸わないでくれって言ったんだ。もちろん従わなかったけどね。自分の楽屋でタバコを吸うのは僕の自由だからさ。だから彼と少しもめることになったんだ。」と彼は言う。
このように、タバコについては相変わらず変わらない意見を主張したLukeだが、どうやら音楽面ではその方向性を変化させ続けているようだ。
"Fear & Loathing 2"のプレス・リリースはアルバムについて以下のようなコメントを記している。
「一般的にLukeは"テクノDJ"として認知されているが、このアルバムでは彼は自らそんなイメージ拭い去ろうとしているかのように、広い範囲のエレクトロニック・ミュージックを表現している。」
実際、アルバムはダウン・テンポでアンビエントなムードに始まり、Disc2ではもう少しテクノよりの雰囲気をみせている。しかし、今回のアルバムにはLukeのフェイヴァリット・ロック・バンド Radioheadと、the Beatlesのトラックは含まれていないようだ。
「Radioheadはロックとエレクトロニカという異なったジャンルの間に橋をかけて、オリジナルのスタイルを生み出したんだ。彼らにはものすごくインスパイアされたよ。なんせ彼らはエレクトロ・シンセをロック・ミュージックに取り込んだんだからね。」
(Jonty Skrufff / Skrufff.com)
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