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international news_2009.12.08

Kenny Larkin、耳鳴りの予防を訴える

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen

デトロイト・テクノのパイオニア Kenny Larkin が、DJ歴20年目にして突然、耳鳴りを発症したことを明らかにした。「長年耳を守らずにいたことを後悔している。本当に酷い耳鳴りがするんだ。夜も眠れないぐらいのね。耳は絶対に守った方がいいよ!」と、自身のTwitter にも書き込んでいる。

彼の耳鳴りが発症する丁度一ヶ月前、耳鳴りは脳によって引き起こされていること、そして、脳を分析して耳鳴りを引き起こしている箇所を見つけ出すMEGというテクノロジーが発明されたことをアメリカの研究者グループが発表し た。

「MEGを使用すれば脳のどの部分が耳鳴りを引き起こしているのか見ることができるの。だから、そこに狙いを定めて治療できるようになったのよ。脳全体がミシガン州だとすれば、耳鳴りの原因となっている箇所はデトロイトぐらいのサイズだから、そこまで絞り込めるようになったのは大きな進歩ね。」と、デトロイトにあるHenry Ford病院の神経内科医・ Susan M. Bowyer は語る。

先述した Kenny Larkin だけではなく、Thom Yorke、Motorhead の Lemmy、Ed Rush、Optical、Moby など、多くのポップスターやトップクラスDJが耳鳴りの症状に苦しんでおり、彼らの耳鳴りも未だに治っていないようだ。この話題に対し、Times 誌は昨年も何度かに渡って、耳鳴りを防ぐ方法を紹介している。

「映画館やクラブの音量は基本的に100デシベルを超えている。これだけの音量に2時間さらされた場合、耳にダメージを残さないためには16時間耳を休める必要がある。周囲の音で自分の半径1メートル以内にいる人間と話すことが難しいような場合、音量は100デシベルを超えていると考えて良いだろう。また、脱水症状は聴覚機能に障害をもたらすため、周囲の環境がうるさい時には水分の摂取を心がけたほうが良いだろう。」


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