international news _ Jonty Skrufff _ 2004.12.27
Text by Jonty Skrufff _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
最近行われたシンガポールのZoukout フェスティヴァルに15,000以上ものパーティー・ピープルが集まり、大盛況となったというニュースが、Skrufffの報道スタッフDiego Lajeから届いた。ドラッグの繁栄していないシンガポールのクラブ・シーンを反映するように健康的なこのフェスティヴァルでは、トランス界のスーパー・スターDJ、Paul Van Dykも3時間に渡りプレイを披露したということだ。
「きちんとオーガナイズされていたけど、同時に素晴らしく、開放的な雰囲気のあるイベントだったよ。確かに、途中デロデロになってるクラウドもいたけど、それはアルコールのせいであって、誰もドラッグを欲しがらないし、使ってるような人もいない。それに、そこらじゅうに警察がいたけど、特に厳しくチェックをしているってわけでもなかったしね。シンガポールのクラブ・シーンが最高の状態にあるっていうことを証明しているようなイベントだったよ」Diegoはこうコメントした。
「Paul Van Dykの他にも、Timo MaasやSatoshi Tomiie、Seb FontaineといったDJがうだるような暑さの気候と、結果的には反れたものの一時は大きな台風がイベントを直撃するかもしれないとの心配の中、イベントを盛り上げたんだ。」
アウト・ドア会場となったのは、以前までイベントが行われていた場所であり、アウト・ドア会場のオリジナル・ホームである、Sentosa's Tanjong Beach。伝統的な極東スタイルと、チャイニーズ風のスタイルの融合されたデコレーションがなされ、手相や占い、マッサージ、ベリー・ダンスなどのコーナーも設置されたいた会場では、なぜかサウス・ブロンクス・スタイルのヒップ・ホップがメインに流れていた。アリーナCで行われたJazzy Jeffによるスクラッチ・ショーは素晴らしかったのだが、MCでは「Singapore」と「Fucking」の2語をすさまじいほどに連発。少々ギグが台無しになってしまったことは否めない。
警察が提示したドレス・コードは"シンプル"。ただ、ローカルや外国人の中にはやや規則違反のクラウドもいたようだ。どうせアジア人はシンプルな洋服が似合うのだから、次回は今やワールド・クラスとなったこのフェスティヴァルのポイントを上げるような努力くらいしても損はしないだろう。
(Jonty Skrufff / Skrufff.com)
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