international news_2009.08.25
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen
Gigolo Records の最高責任者である DJ Hell は、13分に及ぶトラック 'The DJ' をリリースすることになった。このトラックは、P Diddy をフィーチャーしたことで賛否両論を受けたニュー・アルバム "Teufelswerk" からのセカンドシングルとなる。
アメリカのヒップ・ホップスターである P Diddy は、このトラックでもユーモアに富んだラップを披露し、一節ではこのようにラップしている。
「この曲を15〜20分バージョンのレコードが好きなバカ野郎共に捧げよう。」
そして更に Radio Slave こと Matt Edwards により、合計28分になったリミックス版までも用意されている。
Resident Advisor の在ベルリン記者に対して DJ Hell は、「僕は曲を最初から最後までプレイするDJ達が好きなんだ。」とも話していたようだ。
「本当は60分バージョンのものも作ろうと思ったんだ。僕の友達の Tom Gandey (Cagedbaby) にボルドーでたくさんのピアノの素材を録ってもらったんだ。それを最後の10分間に使ったんだけどね。Fabric で25分ぐらいそのトラックをプレイしたんだけど、全然飽きなかったよ。」
このトラックはトイレの近いDJや、"DJing for Dummies (『馬鹿でも出来るDJプレイ』)" のようなDJガイドブックの読者達にも重宝されるのではないだろうか?実際に "DJing for Dummies" にはこのようなアドバイスが書かれている。
「もしあなたがクラブDJでプレッシャーに弱いのであれば、尺の長いレコードをかけて、信じられる友人かセキュリティーにDJブースのとなりに立ってもらいましょう。そして、DJブースの出入りは出来るだけすみやかに行いましょう。」
「あなたがどんなDJであれ、トイレなどの休憩中にかける曲は重要です。あなたの不在を気づかれないぐらいの長さが必要で、あなたが居ない間に曲が飛んだりする可能性の低いものを選ぶましょう。そして、お客さんが飽きてしまわないように曲はあまり繰り返しが多すぎない方がいいでしょう。」
'The DJ featuring P Diddy' は Gigolo Records から9月25日に発売予定。
(追記) なお、こちらのPVで使用されている下着はオーストリアのファッションブランド
"Wendy&Jim" と DJ Hell のコラボレートによるアンダーウェアライン "Wendy&Jim & Hell." のもの。
世界各地のセレクトショップにて取り扱いがあるとのことで、見かけた方は是非話題作りに(?)購入してみてはいかがだろうか。
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ニュース : DJ Hell による Gigolo のコンピレーションCD 第11弾が発売へ (2009/01/16)
インタビュー : DJ Hell Interview (2004/07/20)
関連リンク
DJ Hell Official Site
DJ Hell MySpace Page
International Deejay Gigolo Records