HigterFrequency DOMESTIC NEWS

ENGLISH OVERSEAS NEWS

soma

international news_2009.08.10

Fatboy Slim、アルコールよりもアドレナリン

Text & Interview by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen

Norman 'Fatboy Slim' Cook が今週 Irish Independent 紙とのインタビューで彼のアルコール依存について打ち明け、シラフでパフォーマンスをする恐怖に打ち勝ったことを語った。

「酒を飲まずにパフォーマンスをするなんて考えただけで 『うわぁ…どうしよう…』 と思ってた。もし、気分が乗らなかったらどうしよう。もし僕が 『ミスター・サタデーナイトだ』 って気持ちになれなかったらどうしようって心配だったんだ。だけど、全然大丈夫だった。オーディエンスから得るアドレナリンがあれば、酒なんてなくても全然パフォーマンスできたんだよ。」

彼がアルコール無しではステージに立てないという事実を認めてから4年、今年の3月に彼はアルコールの治療を受け始めた。 2005年のインタビューで彼はこのように語っている。

「Fatboy Slim はもう一人の僕なんだ。彼は自信に満ちあふれていて、少し見せびらかすのが好きな人間なんだ。真夜中になるまで僕自身を彼へと変貌させることが出来ないんだよ。僕と彼のたった一つの違いはアロハシャツを来ているか、そしてボトル半分のウォッカを飲んでいるか飲んでいないかなんだ。シラフでステージに立とうと思った事もあるけど、あんまり楽しくなかったよ。」(Daily Mail)

彼がアルコールの代わりに、オーディエンスから得るアドレナリンを発見したことは、現在50代のアメリカのコメディアン Ruby Wax の経験とも共通している。彼女は、80年代にコメディアンとしてのキャリアをスタートした際、同じような興奮を感じたことを the Guardian 紙とのインタビューで語っている。

「注目されるのが大好きだったの。VIPになった気分じゃない?そして、その量をもっと増やしたくなる。精神依存物質と同じようなものよ。500人のオーディエンスじゃ満足できなくなって、2,000人の会場でやってみたくなる。依存するのよ。本当に精神依存物質なの。ステージで人々に愛されているって感じる瞬間に、ドーパミンが体を駆け巡るのよ。」

関連リンク