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correspondent news _ 2007.08.24

Ticket to the Osaka Clubland vol.2

Text by tellmee

大阪のクラブシーンについてご紹介する ”Ticket to the Osaka Clubland”。第1回目は大阪ミナミのクラブをご紹介したということで、第2回目の今回はもう一つのクラブランド、キタ編をお届けします!

ミナミに比べクラブの数自体は少ないものの、キタには大阪の老舗クラブと呼ばれるハコが2つあるんです。1つ目は Fuji Rock Festival でもお馴染みの Club Karma。けして大きなハコではないけれど、Coburn や Ninja Tune 軍団などフェスのヘッドライナー級の大物アクトをゲストに迎えることもしばしば。平日は美味しいディナーやスイーツも楽しめちゃいます。

老舗クラブ2つ目は、古い町並みとお洒落なカフェやショップが共存する注目のエリア中崎町にある Noon。数々の名パーティーを繰り広げて来た Dawn が10周年を境に一旦幕を閉じ、リニューアルしたのがこの Noon。Dawn (夜明け)から Noon(真昼)へ変化とは、なかなか粋なネーミングでしょ。なお、Noon の顔といえば Kyoto Jazz Massive の沖野 好洋氏(弟)がレジデントをつとめるニュージャズ・イベント “Freedom Time” でしょう。国内外の有名フーチャー・ジャズ・アーティストが毎月登場しています。ちなみに沖野氏は心斎橋にほど近い南船場で “Especial Records” というレコードショップも経営しているので、ラテンハウス、ジャスハウス系の音がお好きな方はこちらも要チェックです。

そしてキタで今一番勢いのあるのクラブと言えば、何と言っても danceteria SAZA*E でしょう。「サザエってあの貝の栄螺(さざえ)?」と不思議に思う人もいらっしゃるとおもいますが、実はその通り。フロアーへと続く存在感たっぷりな螺旋階段が、栄螺の内側に似ているということで名付けられたそうです。「欲望と音が渦巻く場所」という店のテーマの如く、このクラブには OLさんからサラリーマン、ゴージャスな夜のお姉様、そして本気のクラバーまで、多種多様なお客が集まります。世界に3体しかないというロンアラッド×スワロフスキー共同製作のシャンデリアや、真っ白なタイル張りのレストルーム、ピークタイムに突然降る人口雪など見所一杯なので、普段クラブ音楽を聴かない人も楽しめること間違いなし。音は曜日によって違うのですが、テクノ・ハウス好きには木曜日か土曜日がオススメ。それ以外の日はヒップ・ホップやオール・ジャンル中心なのでご注意を。

そして忘れてちゃいけないのが5階にあるラウンジフロアー 「Flamingo」。メインフロアーをより一層ラグジュアリーにした空間で、ソファーでくつろげるフロアーの真ん中にはプールがあり、まるで外国のホテルにいるような錯覚を覚えるほど。「Flamingo」 のオープニング・パーティーでは、プールの中に本物のフラミンゴが2羽登場したという徹底ぶり!店内の至る所にゴージャス感が溢れていて、まさに大阪を象徴したクラブと言えるでしょう。

では今日はこの辺で。アディオス!

tellmee
外国人向けフリーペーパー【Kansai Scene】のクラブ・エディター、Tokyo 発のエッジーなエレクトリック・レーベル【Gemini Recordings】のPR、来阪アーティストのアテンドなど、クラブ関係のお手伝いを徒然なるままにやってます。でも基本は踊り子担当。Yes, I'm a Professional Party Girl :)

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