international news _ 2006.08.16
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)
赤十字社はスペインの東海岸において“クラゲが異常発生”し、カタロニアではここ7日間で3千人もの観光客が刺されたとして注意を呼びかけた。
また赤十字社は、今夏このエリアだけで現在までに1万人以上もの人々を治療したと明らかにし、イタリアのラツィオを中心としたビーチ・エリアは、クラゲと毒性の藻の発生によって水泳すると危険として150km にわたり閉鎖された。
この経済的に大きなダメージとなるであろうビーチの閉鎖は、イタリアの新聞 La Republica に「海は少し病気がちだ」と断言させるきっかけを作り、Il
Messagero は「地中海は重病に侵されている」と注意を呼びかけた。
こういった海の閉鎖やクラゲ騒動は、Azuli のレーベル・オーナー Dave Piccioni や Jacques Lu Cont のミューズ Juliet 、そしてロンドン / イビザ において Nude をオーガナイズするプロモーター Terry Hart など、最近クラブ・シーンのセレブが次々とクラゲの被害を受けていたイビザを含む、地中海のリゾート地にとってもやっかいな問題と言えるであろう。
「数年前、数時間だけイビザに行って、海に泳ぎに行ったんだ。そしてその数時間の間に顔を刺されてね」先週Terry は Skrufff にこう話した。
「お酢が効かなかったから、最終的にはタオルに自分の尿をかけて顔に押し付ける破目になったんだ。それなのに、それから4日後にまた刺されたのさ。しかも2回もね。僕がクラゲを憎むのも理解できるだろ?」
そんな経験を持ってしても、Terry は今度 Ministry Of Sound で行われる Nude のパーティーは ‘Underwater(海の底)’ をテーマに、クラゲの装飾を施す予定だと明らかにした。
「天井からクラゲの装飾をつるして、Bar エリアをクールに見せたいんだ。すごく大きくて動くんだよ。空想科学+ロマンスって感じかな」
「このクラゲの装飾は、DJ やクラウドをまるで海の底に潜水しているような気分にさせて、奇妙で不思議な深海の世界をクリエイトするのを促してくれると思うんだ」
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