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DJ Mag Top 100

international news _ 2006.08.11

DJ Mag Top 100 を スーパースター DJ が大批判

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Kei Tajima (HigherFrequency)

先日のニュースでお伝えしたとおり、DJ Magazine が毎年恒例の DJ Top 100 を今年も行うことを明らかにすると共に、 ‘Best House DJ’、‘Best Electro DJ’、 ‘Best Hard Dance DJ’ など、今年から新たに追加するサブ・カテゴリーを発表した。

雑誌側は昨年の 123,933 票を上回る投票が集まることを予測しているものの、昨年の12月に「DJ Top 100 は、このシーンに導入された最も馬鹿げた企画」と話した Sander Kleinenburg を含む多くの DJ の投票に対する批判は高まるばかりである。

「こんな企画に投票するのは、だいたいが19歳くらいのニキビ面した奴らなんだ」昨年の投票では20位につけたオランダ出身のスターは、オーストラリアの雑誌 3D World に語った。「23歳くらいの綺麗な若い女性が、夜出かけた後このウェブサイトに行って投票するなんて考えられないよ」

イギリスのテクノ・スター Dave Clarke (36位)も、今年の初めに厳しい口調で Skrufff に「もし資本主義が新しいキリスト教なら、Paul Van Dyk は神で、Tieto はイエス・キリストということになるな」と話した。

「僕にとって一番重要なこととは、トランスのDJ が“プレイ”するようなクソみたいな音とは別の音で、フロア満杯のクラウドが幸せそうに踊る姿を見ること」

「重要なのは、信頼されながら、自分らしくいることだね。自分の気持ちに従いながらも、世界中で名を響かせるんだ。兵士は死後にその栄冠を得るのさ」

Danny Howell (25位)も Slam のようなスターがリストに入っていないことを批判し、ニューヨークのハウス・スター Victor Calderone (60位)も、Skrufff に「ランクインしていれば嬉しいけど、こんなランキングなんてバブルのようなものさ」と話した。

「リストに入って、認識されるのは素晴らしいことだけど、俺にしてみればこんなランキングはただの流行り物だね。一番重要なのは、しっかりと働いて、フォーカスして、いい音楽をリリースし続けることさ」


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