international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.08.26
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by Kei Tajima (HigherFrequency)
中国のメジャーな新聞 The China Daily が、万里の長城で開催されているダンス・パーティーについて、「"ひどいバカ騒ぎ" によって、中国のシンボルの敬虔が脅かされている」とものすごい批判を展開させた。
新聞によると、最近金山嶺セクションで行われた "ワイルド・ダンシング・パーティー" に参加したレイバー 1,000 人によって、ビールのボトルといったゴミが建物内に散乱した上、建物に向かって用を足すレイバーさえいたとのこと。
「万里の長城でこのような非道なお祭り騒ぎが行われれば、非難の声が集中するのも当たり前だ」 同誌はこのように断言した。
「このような無法なパーティーの開催によって、建物がダメージを受けるのは明らかであり、同時に、中国の文化と歴史の中で最も重要なシンボルの神聖冒涜によって、中国の人々が精神的にダメージを受けることを懸念する声さえも上がっている」
一方、'80年代にWham! を始めて中国に呼び、史上初のポップ・コンサートを成功させた、Skrufff.com の寄稿家 Simon Napier-Bell は、「2000年もの間、万里の長城は北からの敵の攻撃に耐え続けたんだ。ティーンネイジャーの小便くらいで倒れるわけがないだろ」と語り、記事を不満とする考えを示した。
「北京の旧城壁や、素敵な古い家を取り壊してしまった政府は、その神聖さを十分に考えてたと言えるのかな?ただ、次回のパーティーからは簡易トイレを設置するのもいいかもしれないね」
また The China Daily は、ここ 8年間のうちに万里の長城で行われた全てのパーティーを非難する記事を展開させ、その中にはあの Paul Oakenfold による伝説的なセット(当時のセットは"Perfecto Presents Great Wall" として 2003 年にリリースもされている)も含まれていた。
「今まで経験したギグの中でも一番と呼べるくらい、思い出深いギグだったよ」Oakey はギグの直後、Lunar Magazine に対してこのように語っていた。
「万里の長城は歴史的な場所だから、プレイしていてすごく特別な気持ちになったよ。セットの途中から雨が降ってきてしまったんだけど、それは中国では幸運を意味するんだって」(Jonty Skrufff / Skrufff.com)