international news _ JONTY SKRUFFF _ 2005.08.09
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translated by Kei Tajima (HigherFrequency)
8月5日付けのニュースでもお伝えしたように、グラミー・ノミネートのミックスCD "Creamfields" のコンパイラーに抜擢されたトランス界のトップ・スター Ferry Corsten が、先週 Skrufff とのインタビューに応え、彼のサウンドであるユニークで、エレクトロに影響されたトランス・ミュージックを「ラウド・エレクトロニック・フェロシアス (ひどく騒々しいエレクトロニック)」略して LEF と呼び始めたと話した。
「Ferry の2003年のトラック "Punk" は、彼の新しいサウンドをそのまま表現したような楽曲だ。トランスというサウンドに悪いイメージを与え続けている既存のトランスとは一線を引くトラックである」CD付属のプレス・リリースはこのように表現する。
このようにパンク精神に溢れたアチチュードをむき出しにしたFerry だが、意外なことに、彼自身がパンクであったことはなく、昨年のインタビューでも、「俺はパンク世代ではなかったよ」と明るく Skrufff に語るのであった。
「"Punk" っていう名前に、エグくて、汚いイメージがあると思ったんだ。人相の悪くて、タトゥーがいっぱいあって、モヒカン頭で…それが "Punk" っていう言葉から俺が連想するイメージだね。必ずしも音楽だけのことではないよ」
「昔は、アムステルダムでそういう奴らが歩いてるのを見ると、"なんてバカな奴らだ" って思ったものだよ」
同じインタビューの中で、彼自身が "チージー (安っぽい) と批判されることについてどう思うか" という質問に対しては、「まず、チージーって音楽がどんなものなのかを定義する必要があるんじゃないか?」と怒鳴り、少しばかりのパンク・ロック精神を表した。
「僕が音楽をつくるのは、まず自分のため。それを他の人が気に入ってくれれば最高というだけさ。ああいうコメントにはただ軽蔑を覚えるのみだね。俺には結果が全てなんだ」
Ferry Corsten による Creamfields は New State Recordings から近日発売
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