international news_2004.08.08
Chuck D, Wordsworth, Medusa がアンチ・ブッシュのMCバトル・コンテストへ参加
アメリカのヒップホップ・シーンをリードする3人の男達が、アメリカの大統領ジョージ・ブッシュがホワイトハウスの連中と一緒に国民に対してついてきた数々の嘘を明らかにする目的の「MCバトル」に参加する意思を表明した。「The Slam Bush」と名づけられ、リーグ・オブ・インディペンデント・ヴォーターズ（無党派支持者連盟）によって運営されるこのアンチ・ブッシュのライム・バトル・コンテスト。既に多数のヒップホップ・スター達と業界団体が参加の意思を明らかにしていると言われ、約2千万人はいると言われているアメリカのヒップホップ・ファンに対して痛烈なメッセージを放っていく事になる。
8月には各州の予選がスタートし、各イベントでの観客の反応によって選ばれた代表が、500ドル（約6万円）の賞金と共に、マイアミで行われるグランド・ファイナルに出場する権利を獲得。最終的な優勝者には5,000ドルの賞金が贈られることになっており、今回参加の意思を表明したChuck D、Wordsworth、Medusaは、既に参加を明らかにしているFahiymとあと2名の審査員とともに、マイアミでの最終審査に加わる事になる模様である。また、このファイナルの開催は、大統領選が白熱を帯びてくる9月を予定しており、若年層に対して選挙への参加を呼びかけると共に、「ブッシュをテキサスへ送り返そう」を合言葉にしながら、実際の選挙戦への影響を行使したい考えだ。
国内外の何百万という人々が、現職大統領の再選を阻止したいと考えている中、このような草の根運動の盛り上がりは、まさにヴェトナム戦争の時以来だと言われており、このコンテストの首謀者である Rob "biko" Bakerは、AllHipHop.comにて以下のようなコメントを発表している。
「Slam Bushは、ヒップホップ世代にとって自らの声をもってジョージ・ブッシュに立ち向かう絶好の機会だ。ヒップホップは、何年もの間、非公式ながらも政治的な影響力を持ってきた。今こそ立ち上がって、俺達が選挙を変える事が出来る事を証明しようじゃないか」
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