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international news_2009.04.15

中年クラバー、レイヴ・オン!

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Shogo Yuzen


Sunday Times によれば90年代のレイヴに夢中だったミドル世代のクラバー達によるクラブシーンが復興しているという。

Mixmag 編集者であり、自身もかなりのレイヴ好きであったという Dom Philips により書かれたその記事では、Jeremy Healy や John Kelly などを初めとするDJの復興を賞賛する一方で、過去にもっとオープンであったクラバー達が音楽性やファッションの面で非常に保守的になっていることを指摘している。

「彼らの多くが90年代半ばから後半にかけての爆発的なクラブブームによってシーンは魂を奪われたと考えているんだ。だから彼らは80年代から90年代前半の理想的なハウスミュージックを好むんだよ。」 と Philips は説明した。

The Independent 紙にこのような記事が発表されたのは、10年以上前 「30代に突入しても大人になりきれないレイバー達」 を 『ミスター&ミス中年若者(Mr and Ms Middle Youth)』 と称して以来のことである。1997年の記事では、彼らのようなレイバー達を「エクスタシーに影響された音楽で自分達を象徴する中年の子供達である」と説明していた。

「例えば普段ガーデニングショップに通うような女性が、週末にはクラブに出かけ頻繁に友人達と危険度の高いドラッグを使用する。」

「ある Nick Hornby のような30代の男性は酷使された肝臓と前立腺の問題を抱えながら映画 "Loaded" のようなライフスタイルと自立しなければいけない年齢との間で彷徨っている。」

先日、あるレイヴ・マニアの5児の母は「イビサに行ってくる」と子供たちに告げ、子育てを放棄したために逮捕された。Merthyr Crown 裁判所で、子供達を放置したまま昨年9月に5日間マラガに滞在した理由を問われた際に、彼女は子供達がいつも口うるさいことに嫌気が差したからだ、と答えた。

「子供達がいつも文句ばっかり言うから全てが嫌になって、もう逃げたくなった」 (WalesOnline.co.uk)

彼女によれば、彼女は休憩もなく毎日15時間二つの仕事をこなし続けたのだと言う。この裁判の結果、彼女は6ヶ月間の懲役を言い渡された。

「子供達に償うためなら、刑期がどれだけ長くてもかまわないわ。いつか彼らが私のことを許してくれることを期待してる。」(Daily Mail) と彼女は報道陣に語った。

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