international news _ 2007.04.19
Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji
UK インダストリアル・テクノ・ロックバンド Motor のメンバー Mr.No は、ニューアルバム“Unhuman”について語るとともに、先日 Mixmag 誌に掲載された「Motor の新作はインダストリアル・テクノというよりも50分間永遠つづくバンギンなハードハウスだ」という酷評について全く気にしていないとコメントした。彼は笑いながらこう話す。
「ムカつくというより笑えたよ。あの記事を書いたヤツは間違いなく何年も女とご無沙汰なはずさ。それに何であんなレビューを書く必要があったんだい?」
Mixmag のマネージング・エディターであり、ミニマル・テクノDJ としても注目を浴びているライター James Mowbray は、さらに冷評を続ける。
「もしあのアルバムが Novamute ではなく、Tidyからリリースになっていたらコアな音楽ファンは誰も気にもかけないだろうね。僕は最初から彼らの音は好きじゃないけど」
これに対し、ロンドン在住のフレンチ・ロッカー Mr.No は冷静を装いながらこう反撃する。
「今回のような批判的な記事に対しては、大抵の場合なんとも思わないし、むしろ公平な批評は大歓迎さ。ただこいつの言ってることは全く根拠がないし、『お前いったい何様だ?』って感じだよ」
なお、レコーディング当初、彼ら自身ニューアルバムの方向性は定かではなかったという。「やりたいことは何となく分かってたけど、どんな音にしたいかはハッキリ決まってなかったよ。レコーディングしながら方向性が決まっていったんだ」と Mr.No は語る。昨年リリースされた大ヒットデビュー・アルバム “Klunk” とは違ったスタイルにしたかったようだ。
「同じモノを作って何が楽しいんだい?新しいことに挑戦するのが楽しいんじゃないか。同じことばかり繰り返すのは、自分の殻に閉じこもっているようなものさ」
また昨年彼らはドイツのハード・テクノ・ユニット Nitzer Ebb と一緒にツアーに周り、ロックバンドらしく派手に楽しんだようだ。
「Nitzer Ebbとのバスツアーはまさにロックンロールだったね。ハードコアで楽しい毎日だったよ!」
Moterの新作“Unhuman” は Nobamute より近日リリース。
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