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international news _ 2007.04.17

Ade Fenton - 批判にはうんざり

Text by Jonty Skrufff (Skrufff.com) _ Translation by Terumi Tsuji

UK テクノ DJ Ade Fenton は Skrufff とのインタビューで、Gary Numan とコラボレーションしたニューアルバムについて語ると共に、「熱狂的なファンからの執拗なまでの中傷にうんざりしている」と話した。

「彼らは毎日コンピューターの前に座って、インターネット掲示板にオレたちの批判を書き込んでるんだ。オレたちの音を非難するのは彼らの勝手だけど、プライベートなことにまで口を突っ込むのは勘弁してほしいよ。言いたいことがあるならネットに書き込むんじゃなく、直接オレに言えよって感じさ。まぁ、そんな度胸のあるヤツに会ったことないけどね」

「彼らには腹が立つと同時に同情するよ。40歳にもなってネット掲示板でアーティスト批判をすることが生き甲斐だなんて悲惨だとしかいいようがないね」

好調な売上をみせる Gary Numan の最新アルバム “Jagged” の共同プロデュースを手がけた Ade だが、Gary を自身のスタジオに招き今度は Ade のナンバーでボーカルを担当してもらったようだ。

「Gary との仕事はとても良い経験となったよ。確かにオレ自身 Gary の大ファンだし、音の趣味も似てるんだ。確かにアルバムを作る上で彼の影響は大きかったけど、オレらしい作品に仕上がってる自身があるよ。けして第二の Gary Numan になりたい訳じゃないんだ」

彼は笑いながらこう続ける。

「彼から学んだことは何かって?冬にベストとサングラスは絶対に着ちゃいけないってことさ」

オシャレ好きで知られるAdeだが、周りからどれだけ非難されようとも、今後もアイシャドーとマスカラは手放せないようだ。

「最近はうっとうしいヤツらに絡まれることは随分減ったとはいえ、この間は 『 Michael Jackson みたいだな』って言われたよ。オレがロングの黒髪だからそんな風に思ったんだろうけど、あれは笑えたね」

また彼は先日のニュースでもお伝えした「もっと多くの男性が口紅を塗るべきだ」という Luke Slater のコメントについて、次のように語る。

「オレの唇は何もしなくても十分個性的だし、今後も口紅を塗ることはないだろうけど、リップをつけてる男性を差別したりゲイ扱いするつもりはないよ。ただジーンズに Tシャツ姿の保守的な DJ は影でオレのことを笑ってるだろうね。今でも陰口を叩かれることはあるけど、随分マシになってきたよ」

「Luke が言うように、時が経てばみんな『アイツはちょっと変わったヤツだ』と個性を認めてくれるようになるものさ。あと、不思議なのが、Jeff Mills なんかはジーンズ愛好家だって言うくせに、実際のギグには50万以上するようなアルマーニのスーツを着て登場するんだ。でも彼らはメイクをしてるからという理由で、オレたちをシリアスなDJだと認めてくれないのさ」

Gary Numan をボーカルにフィーチャーした Ade Fenton の先行シングル‘Healing’は、Submission / Universal より近日リリース予定。なお、ニューアルバム“Artificial Healing” は5月に発売。

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